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【高校サッカー】大津が“村神様”DF村上慶の3戦連続ゴールなどで逆転8強

[ 2026年1月3日 05:30 ]

第104回全国高校サッカー選手権3回戦   大津2―1富山第一 ( 2026年1月2日    フクダ電子アリーナ )

<富山第一・大津>後半、得点した大津の村上慶(撮影・長久保 豊)
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 3回戦8試合が行われ、大津(熊本)は富山第一に2―1で逆転勝ちし、3大会ぶりに8強入りを果たした。今春の横浜M加入が内定しているDF村上慶(3年)が3戦連続ゴールとなる同点弾。FW顔負けの勝負強さと得点感覚で劇的勝利を呼び込んだ。

 大津の“村神様”は静かに忍び寄って一撃で仕留める。0―1で迎えた後半31分。DF村上慶は左サイドでその時を待った。神出鬼没な動きでペナルティーエリア内でもマークはつかない。仕掛けたのはMF岩崎天利(3年)が右ポケットでトラップした瞬間だ。

 一気に加速し、浮き球クロスを呼び込むと高い打点から力強く頭で押し込んだ。「相手選手がボールを見ていて自分の存在に気づいてなかったのでうまく入ることができた」。中継の実況アナウンサーが「なぜ、そこにいたんだ!村上!」と驚くほどの動きで3戦連発を決めた。

 超攻撃的サイドバックの姿は鹿島で活躍する大津の先輩DF濃野公人と重なる。「濃野さんの存在が大きい」。24年にJ1で9得点を挙げた先輩のプレーを参考にしながら「こぼれ球の対応やシュート技術を培った」。対面は過去に1度だけというが、その背中を追うように得点の嗅覚を成長させた。

 過去2大会で鬼門となっていた3回戦を突破。準々決勝では、前回大会3回戦で惜敗した流通経大柏(千葉)と激突する。当時2年生として出場していた村上慶は「最後に失点に絡んでしまったので、自分が一番強い思いを持たないといけない」とリベンジを誓う。

 今大会通算3得点でDFながら大会得点王も視野に入り「勝負強さには自信がある。次の試合でも決められたら」と意欲十分。プレーぶりは出没自在でもその存在感は絶大だ。 (滝本 雄大)

 ◇村上 慶(むらかみ・けい)2007年(平19)4月11日生まれ、福岡県出身の18歳。J1福岡の下部組織U―12、U―15を経て大津に進学。24年にはU―17日本代表に選出された。利き足は両足という。1メートル82、75キロ。

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