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【アジア杯】先制ゴールの堂安「全員がフォア・ザ・チームの心を持って何が何でも優勝」

[ 2024年1月31日 22:41 ]

アジア杯決勝トーナメント1回戦   日本3―1バーレーン ( 2024年1月31日    カタール・ドーハ )

<バーレーン・日本>前半、先制ゴールを決め喜ぶ堂安(右手前)ら日本代表イレブン(撮影・西海健太郎)
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 カタールで開催中のサッカー・アジア杯は31日、決勝トーナメント1回戦が行われ、1次リーグD組2位通過となった日本代表(世界ランク17位)がE組1位のバーレーン代表(同86位)に勝利。決勝T初戦突破は2大会連続7度目となり、8強進出を決めた。2月3日の準々決勝ではイラン-シリア戦の勝者と対戦することになった。

 3大会ぶり5度目の優勝を狙う森保監督は前回のインドネシア戦から先発メンバー1人のみを変更。主将のMF遠藤とGK鈴木の2人は開幕から4試合連続のスタメン入り。故障明けとなるMF三笘が今大会初めてベンチ入りした。

 日本は前半からボールを支配すると、同31分に待望の先制点。DF毎熊の豪快なミドルシュートが左ポストに当たり、跳ね返ったこぼれ球をMF堂安が詰め、ゴールネットを揺らした。

 「毎熊選手の素晴らしいシュートが転がってきたので。準備はしていたのでゴールになって良かった。チーム全体で戦えたので良かったと思います。自分のゴールよりも大事なのはチームの勝利。勝利につながって良かった」と語った。

 後半4分にはラッキーな形から追加点。MF久保が相手陣内でボールを奪取し、そのまま攻め上がりワンツーを狙ってパス&ゴー。残念ながら味方には繋がらずオフサイドポジションに1人取り残された状態となったが、相手DFがクリアしそこなったボールが久保の元へ。この好機を逃さず左足でネットを揺らすと、最初はオフサイドと判定されたがVAR判定によってゴールが認められ貴重な2点目が入った。

 このまま完封を狙いたい日本だったが、後半19分に失点。GK鈴木が再びハイボール処理に苦しむ場面が目立ち始める。そして自陣のコーナーキックからDFバケルのヘディングシュートを防ぎ、真上に上がったボールをキャッチしようとするもFW上田と競り合う形となりゴールイン。記録は上田のオウンゴールとなって1点を返された。

 1点差に迫られた森保監督はMF南野とMF三笘を同23分から投入。すると4分後、右サイドでDF毎熊からのパスを受けたFW上田が、味方のおとりの動きを生かして縦へ抜け出し右足一閃。相手GKの股を抜く強烈なシュートが決まって2戦連発、今大会4点目となる追加点が生まれた。
 
 敗れた1次リーグイラク戦につづき“完全アウェー”のなか迎えた難敵を撃破し、8強進出を決めた。中2日となる準々決勝へ「タフな試合が続くと思いますけど、ほんとにさっき言った全員がフォア・ザ・チームの心を持って何がなんでも優勝したいんで、しっかり次も勝って、次に進めたいと思います」と前を見据えた。

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