女子W杯第3戦で日本と対戦スペイン　大黒柱プテリャスが練習20分で切り上げ　2年連続バロンドール

　サッカーの女子日本代表なでしこジャパンが20日開幕の女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会1次リーグ第3戦（31日）で対戦するスペインのMFアレクシア・プテリャスが、コンディション不良を抱えたまま大会を迎える見通しになった。

　過去2年女子バロンドール（世界最優秀選手）、FIFA最優秀選手を受賞したチームの大黒柱は左膝前十字じん帯断裂による長期離脱から4月に復帰。W杯に照準を合わせて所属するバルセロナと代表で実戦調整を重ねてきたが、14日の親善試合ベトナム戦を欠場。

　オフ明けだった17日の練習もわずか20分で切り上げ、21日に控えるコスタリカとの開幕戦出場が疑わしくなったとスペインなどのメディアで報じられている。

　FIFAランク6位のスペインは大会直前のプテリャス離脱が響いて昨夏の欧州選手権は8強に終わったが、準々決勝では優勝したイングランドと延長まで競り合った。女子欧州チャンピオンズリーグ優勝のバルセロナ勢を軸に上位進出を狙い、ブックメーカー・ウィリアムヒル社の優勝オッズでは米国、イングランドに続く3番人気の評価を得ている。