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【Jトピ~データで読み解く】鳥栖・朴一圭と横浜・高丘が全試合フル出場 フィールド選手は今季も不在

[ 2022年11月9日 05:25 ]

2年連続全34試合フル出場した鳥栖・朴一圭
Photo By スポニチ

 最後まで目が離せなかったJ1の22年シーズンが幕を閉じた。今季全34試合に出場した選手は、特例で38試合制だった昨季から4人減り11人。常連の選手が消えた一方で、優勝争いを盛り上げたベテラン選手が初めて名を連ねた。

 計3060分間、つまり全34試合フル出場の達成者は、20年途中に入れ替わるように互いのクラブに移籍した鳥栖の朴一圭(パク・イルギュ)、横浜の高丘の両GKだった。朴一圭は2年連続の達成。高丘は最少失点タイで優勝に貢献した。一方で、今季外国籍選手の通算出場試合を更新したC大阪GK金鎮鉉(キム・ジンヒョン)は、4年間継続した連続出場が故障でストップ。2年連続だったG大阪の東口や名古屋のランゲラックも、同じく故障で途切れた。

 GKを除くフィールド選手の全試合フル出場は、昨季に続いて現れなかった。20年まではDFを中心に各シーズン複数人いたが、新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに交代枠が正式に5人となったことで主力でも交代させる余地が増え、“走る鉄人”は以前ほどに必要とされなくなったのかもしれない。

 最も惜しかったのは昨季に続き神戸DF酒井で、1試合終盤に交代しフル出場に10分足りない3050分。昨季の不出場時間はわずか1分だった。全34試合先発は、酒井と名古屋MF稲垣の2人。稲垣は3年連続、酒井と福岡MF前は2年連続で全試合に出場した。

 福岡と名古屋は各3人が達成。福岡は山岸とルキアンの両FW、名古屋はFW相馬とMF仙頭も皆勤した。仙頭は鳥栖所属の昨季に続き、違うクラブで2年連続の快挙だった。川崎FのMF家長は36歳にして初の全試合。7月上旬に3枚目のイエローカードを受けてから14試合を無警告で乗り切り、自己最多の12得点を積み上げた。

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