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横浜から歴代最多5度目!岩田智輝がJリーグMVP初受賞 DFの選出は16年ぶり4人目の快挙

[ 2022年11月7日 20:02 ]

<2022Jリーグアウォーズ>最優秀選手賞を受賞した横浜・岩田(左)(撮影・西海健太郎)
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 Jリーグの年間表彰式「2022Jリーグアウォーズ」が7日、都内で行われ、3年ぶり5度目の優勝に貢献した横浜DF岩田智輝(25)が最優秀選手賞(MVP)を初受賞。DFとしての受賞は、2006年のDF田中マルクス闘莉王(名古屋)以来16年ぶり4人目の快挙。横浜からの選出は2019年MF仲川輝人以来、史上最多5度目の受賞となった。

 横浜からの受賞は00年と13年のMF中村俊輔、04年DF中沢佑二、19年FW仲川輝人に次ぎ4人目、5度目。5度の受賞は磐田、川崎Fの各4度を上回りクラブ別最多。またDF選手の受賞は94年ペレイラ(V川崎)、04年中沢(横浜)、06年田中マルクス闘莉王(浦和)に次ぎ4人目となった。

 大分県出身のDF岩田は下部組織から大分でプレーし、横浜に移籍して今季が2年目。屈強な体と豊富な運動量で従来のボランチだけでなくセンターバックも務め、選手層が厚く競争の激しい横浜にあってフィールド選手最多の32試合に出場。攻撃的サッカーを掲げるチームを後方から支える欠かせぬピースとして、3年ぶりリーグ制覇とリーグ最少タイの35失点に大きく貢献した。

 7月のE―1選手権では3年ぶりに日本代表にも復帰。同30日の鹿島との上位対決で、加入2年目にして待望の移籍後初得点をマークするなど充実のシーズンを送り、首位を快走するチームの屋台骨となった。

 さらにプライベートでは今年9月に第2子が誕生。同18日の札幌戦では、後半11分にゴールネットを揺らしたFWアンデルソン・ロペスと並び、誕生の公表前ながらゆりかごダンスを披露。ところがVAR判定で直前の味方のファウルを取られ、まさかの得点取り消しとなってしまったが「妻は見ていたみたいで、喜んでました」と笑顔。公私ともに順風満帆な一年を締めくくるにふさわしい個人タイトル獲得となった。

 ◇岩田 智輝(いわた・ともき)1997年4月7日生まれ、大分県出身の25歳。大分の下部組織から2016年に当時J3のトップチームに昇格し、チームのJ2、J1昇格に貢献。21年から横浜所属。J1通算123試合8得点、日本代表通算4試合0得点。1メートル78、77キロ。利き足は右。家族は妻と1女1男。

≪Jリーグ2022年ベストイレブン≫
【GK】高丘 陽平(横浜)初

【DF】谷口 彰悟(川崎F) 4
   山根 視来(川崎F) 3
   岩田 智輝(横浜)初
   小池 龍太(横浜)初

【MF】家長 昭博(川崎F) 4
   脇坂 泰斗(川崎F) 2
   水沼 宏太(横浜)初

【FW】マルシーニョ(川崎F) 初
   エウベル(横 浜)初
   チアゴ・サンタナ(清水) 初

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