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C大阪 DF山中亮輔 「凶器」の左足が生む正確なクロス「僕の特長。深い位置に入るところにトライ」

[ 2022年2月11日 05:30 ]

18日開幕 J1注目の新戦力

<C大阪始動日練習> リフティングを交えたサーキットトレーニングで汗を流すC大阪・山中 (撮影・後藤 大輝)
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 その左足は「凶器」だ。浦和から完全移籍で加入したDF山中亮輔(28)は「クロスの部分は僕の特長であり、チームの強みでもある。去年のデータでもクロスからゴールが多い。そこに加えて深い位置に入るところにトライしている」。長年C大阪の左サイドバックとして君臨してきたDF丸橋の牙城を崩すことに意気込む。

 キックの鋭さと正確さ。そしてレンジの広さはパスだけに特化されるものではない。18年11月20日の親善試合キルギス戦。日本代表デビュー戦をスタメンで飾ると開始2分でエリア外から左足ミドルを豪快に突き刺した。国際Aマッチは通算2試合しかないが、この鮮烈な一撃は今も日本代表史上最速デビュー弾として残っている。

 「攻撃に関わる回数を増やして、チームに推進力を出していきたい」。18年夏にはバシャクシェヒル(トルコ)から正式オファーが届くなど世界からも注目されたレフティーが新風を吹き込めば、クラブ内競争力を高め、それだけ上位に近づける。 (飯間 健)

 ◇山中 亮輔(やまなか・りょうすけ)1993年(平5)4月20日生まれ、千葉県柏市出身の28歳。柏U―18から12年にトップ昇格。17年に横浜へ移籍するとポステコグルー監督(現セルティック監督)に認められ、シーズン後半からレギュラー定着。19年の浦和移籍後は3年間でJ1リーグ77試合出場した。18年11月に日本代表初選出。国際Aマッチ通算2試合1得点。1メートル71、65キロ。利き足は左。

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2022年2月11日のニュース