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川崎F 劇的勝利で逆転Vへ望みつなぐ 数的不利も0―2から5分間で3得点

[ 2017年10月14日 17:38 ]

明治安田生命J1リーグ第29節第1日   川崎F3―2仙台 ( 2017年10月14日    等々力 )

<川崎・仙台>J1通算400試合出場を果たしサポータの声援に応え引き揚げる中村
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 悲願の初優勝へ向け、2位・川崎Fが執念の逆転勝利をものにした。

 YBCルヴァン杯準決勝でも対戦した仙台とホームで対戦。前半42分に家長が退場となって数的不利を強いられながら、0―2で迎えた後半37分に1点を返すと、39分、42分と終盤のわずか5分間で3点を奪って逆転勝ち。首位・鹿島も勝ったため勝ち点差は試合前の「5」から変わらなかったが、諦めない姿勢で逆転Vへ望みをつないだ。

 後半37分、右サイドのエウシーニョがペナルティーエリア手前から決めたゴールがチームへ一気に勢いをもたらした。2分後の39分、エースで主将の小林がゴール正面から左足で同点弾を決めると、さらにその3分後には左サイドのペナルティーエリア手前から小林が右足で逆転ゴール。中村の大卒選手2人目となるJ1通算400試合目のメモリアルゲームを劇的な勝利で飾った。

 「タイトルを取るチームはこういう時どうするかっていうのを常に考えて、最後まで諦めずにやって勝つことができました。本当にサポーターの皆さんの声援があったからだと思います」と小林。「本当に苦しかったですけど、エウソン(エウシーニョ)が決めてくれて、もういけるんじゃないかなっていう雰囲気にさせてもらったので良かったです」と振り返った。鬼木監督は「自分たちで招いた苦しさはあった。1人いない分もっと走れと言って、最後こういう形で勝てたので本当に良かったと思います」とホッとした表情だった。

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2017年10月14日のニュース