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今夏移籍消滅も吹っ切れた!?本田 CLで個のレベルアップ図る

[ 2013年9月4日 06:00 ]

ザッケローニ監督(左)から指示を受ける本田

日本代表合宿2日目

(9月3日)
 欧州各リーグの夏季の移籍期間が2日(日本時間3日午前6時)に終了し、CSKAモスクワのMF本田圭佑(27)の今夏のACミラン移籍は実現しなかった。それでもこの日は居残りでシュート練習を敢行。吹っ切れた表情で汗を流し「お疲れさまです」と語るだけで足早に引き揚げた。視線は早くも今冬の移籍、そしてグアテマラ戦へと向けているようだった。

 本田側はギリギリまで待つ姿勢を示していたが、土壇場で元ブラジル代表FWカカーがミランに加入。ミランのガリアーニ副会長も「選手獲得に関して移籍期間は終了した」と発言した。本田は12月まで残っているCSKAモスクワとの契約を全うすることになった。

 本田は「夏のミラン移籍しか考えていないわけではない。移籍しないとしても、ビッグクラブでレギュラーを獲る努力をしないといけない」と最悪の事態は想定していた。救いはCSKAモスクワでも欧州CLに出場できること。1次リーグではバイエルンMやマンチェスターCなど超一流クラブとの対戦が決定。ロシアでも“個の力”を上げる素地は残っている。常に逆風を力に変えてきた男だけに、6日のグアテマラ戦は新たな挑戦への一歩になる。

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2013年9月4日のニュース