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また“独”旋風!ドルト4発!レバンドフスキ全得点

[ 2013年4月26日 06:00 ]

<ドルトムント・Rマドリード>3点目を決めたレバンドフスキは大喜び

欧州CL準決勝第1戦 ドルトムント4―1レアル・マドリード

(4月24日)
 エースの活躍でドルトムントがレアル・マドリードに先勝した。24日、ホームでの欧州CL準決勝第1戦で、ポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキ(24)が4ゴールを量産。4―1と大勝し、初優勝した96~97年以来16季ぶりの決勝進出に王手をかけた。RマドリードはFWクリスティアーノ・ロナウド(28)が6戦連続得点を挙げながら大敗。23日の準決勝第1戦でバイエルンMがバルセロナに4―0で先勝しており、大会初となるドイツ勢同士の決勝が見えてきた。第2戦は30日に行われる。

 ドルトムントのエースが欧州CLの歴史に名を刻んだ。3―1の後半21分、レバンドフスキが4点目となるPKを豪快に蹴り込んだ。6万5000人超の地元サポーターに向けて右手で「4」のポーズを掲げてみせる。“黄色い壁”とも呼ばれるドルトムントのゴール裏が歓喜で揺れ続けた。クロップ監督は「驚くほど素晴らしい試合。今夜、われわれを止めるのは不可能だった」と誇らしげに選手たちを見つめた。

 レバンドフスキの4ゴールは大会準決勝では史上初の快挙。さらにRマドリードから欧州カップ戦で4点奪った初めての選手となった。前半8分に左クロスを右足ダイレクトで押し込み先制点。同点で迎えた後半5分に相手オフサイドラインの裏を巧みに突いて勝ち越し点を決めると、その5分後に右足でミドル弾を蹴り込んだ。

 この活躍がビッグクラブ移籍につながるかもしれない。去就について本人は14年で切れる契約の延長を拒んでおり、今夏にバイエルンM、マンチェスターU、チェルシー、Rマドリードなどが獲得に動くと報じられている。マンチェスターUに移籍すれば、昨季までともにプレーしたMF香川との強力コンビが復活することになる。

 レバンドフスキは「今はドルトムントでのプレーに集中する」と移籍話を封印。「まだ初戦に勝っただけ。第2戦でも集中力を切らさず決勝に進みたい」と冷静に敵地での戦いを見据えた。

 ◆ロベルト・レバンドフスキ 1988年8月21日、ポーランド出身の24歳。04~05年に地元3部デルタ・ワルシャワでプロデビュー。同1部レフ・ポズナンで08~09年に得点王を獲得するなど活躍し10年にドルトムント移籍。08年ポーランド代表デビュー。1メートル84、78キロ。利き足は右。

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