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香川 マンU入り決定!背番号は「7」か「8」が有力

[ 2012年6月6日 06:00 ]

マンチェスター・ユナイテッドへの移籍が決まった日本代表の香川

 日本代表MF香川真司(23)がドルトムントからイングランドの強豪マンチェスター・ユナイテッドに移籍することが決まった。

 両クラブが5日、発表した。移籍金は1200万ポンド(約14億3700万円)で、推定年俸は600万ユーロ(約6億4000万円)の3年契約。ロンドン五輪本大会には出場しない見通しで、7月上旬のチーム始動に合わせて合流する見通しだ。

 秒読み段階に入っていた香川の移籍がついに決着した。マンチェスターUが公式サイトで「ドルトムント、そして香川と移籍に関して合意した」と発表。W杯アジア最終予選を戦う日本代表に合流している香川は埼玉県内で行われたこの日の練習後、「交渉はしているが、まだ完全な合意ではなく、サインもしていない」と慎重だったが、「(マンUは)ビッグクラブで、有名な選手、監督、サポーターがいて素晴らしい。プレミアは僕の中で一番のリーグ」と語っていた憧れのクラブへ、希望通りのステップアップとなった。

 今後は6月末までにメディカルチェックを受け、英国の労働許可証の取得を経て正式契約となる。マンUに近い関係者は「背番号は7か8の可能性が高い」と話している。背番号7は伝説のチャールトンをはじめ、ベッカム、C・ロナウドらがつけたエースナンバー。香川も伝統を受け継ぐ可能性が高まった。

 香川は今季、13得点9アシストを記録しブンデスリーガ連覇に貢献した。5月12日のドイツ杯決勝バイエルンM戦では、視察したマンUの名将ファーガソン監督の前で1得点1アシストの活躍。ドイツ2冠でドルトムントでの最後の試合を飾った。同14日にはファーガソン監督と直接会談し「ラブコールというか、いい言葉を頂いた」と移籍に大きく傾いていた。

 日本協会は香川をW杯予選に専念させることに加え、移籍を考慮してロンドン五輪本大会(7月26日~8月11日)には招集しない方針を固めており、7月上旬のチーム始動に合わせてマンUに合流する見通しだ。次なる活躍の舞台は「夢の劇場」の異名を持つ本拠地オールド・トラフォード。サッカーの母国で新たな挑戦が幕を開ける。

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