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逆転劇の口火切った本田 果敢な攻め上がり実る

[ 2010年11月5日 08:45 ]

パレルモ戦で攻め込むCSKAモスクワ・本田(左)

 【CSKAモスクワ3―1パレルモ】本田が勝利と得点への強い意欲を体現し、逆転勝ちの口火を切った。1点を追う後半開始直後。ゴールエリアへパスを呼び込むプレーに、守備的MFでありながら常に攻撃の活性化を優先する、その信念がうかがえた。

 右サイドからゴール前へ走り込み、追いすがる相手DFたちを振り切って後方からの浮き球パスを胸トラップ。ワンバウンドの上がり際を空手の回しげりのようなキックで振り抜き、飛び出したGKの意表を突いてゴールネットを揺らした。野球でいえば初球を打つ思い切りの良さで攻め上がり、後半最初の好機をものにした。
 国内リーグでは先月中旬に3月以来となるゴールを決め、欧州リーグでもやっと初得点。「(守備的MFでも)僕が得点できるように(チームの戦い方を)持っていこうと思っている」と話してきた本田にとって、思い描く通りの働きが徐々にできるようになってきたようだ。(共同)

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2010年11月5日のニュース