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清水に暗雲…GK西部、2度目脳振とうで3戦欠場へ

[ 2010年5月3日 11:01 ]

1日の浦和戦の前半、相手選手と接触して脳振とうを起こし、ピッチに座り込む清水GK西部洋平(右)

 清水の躍進を支えるGK西部が、中断前の残り3試合を欠場する可能性が出てきた。西部は1日の浦和戦の前半24分、FKを処理する際に相手の足があごを直撃。脳振とうを起こしてハーフタイムに交代した。チームは西部をしばらく完全休養させる方針を固めた。

 西部は2日、自家用車を運転してクラブハウスに姿を現したが、現状を長谷川監督らに報告すると、すぐ帰宅した。「ぶつかった前後の記憶がない。きのう(1日)は気持ち悪い感じもした」と西部。あごに異常はなく、病院で診察する予定は現時点でないが、記憶がない部分もあり「しばらく安静にします」と話した。

 今季最初の実戦となった1月30日の練習試合でも相手シュートを処理する際、頭をゴールポストにぶつけて脳振とうを起こしている。長谷川監督は「数カ月で2度目なので、危険もある」と説明。前回は復帰までに約1週間かかったが、「今回もそれくらいかかる」と5日の京都戦(西京極)8日の新潟戦(アウスタ)の欠場は濃厚。W杯中断前最後のリーグ戦となる15日のFC東京戦(味スタ)も微妙だ。

 西部はここまでのリーグ戦9戦6失点。2失点以上を喫した試合は1度もなく、抜群の安定感を誇っていただけに清水には痛手だ。

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2010年5月3日のニュース