横浜　俊輔“徹底サポート”で勝機見出す

木村監督（右奥）が見つめる前でフリーキック練習する中村

　横浜は２０日、ホームで川崎Ｆとの神奈川ダービーに臨む。Ｊ復帰２戦目となる日本代表ＭＦ中村俊輔（３１）は相手の厳しいマークが予想される中、チームメートの徹底したバックアップを受け、自身Ｊ通算１５０試合目のメモリアルゲームで横浜を２連勝へと導く。

　横浜が俊輔徹底サポートで勝機を見いだす。Ｊ復帰戦だった１３日の湘南戦で、持ち前の正確なパスを生かしチームに今季初勝利をもたらした中村。復帰２戦目の川崎Ｆ戦では、相手のマークがより厳しくなるのは必至。それでも中村は気にも留めない。この日も練習の最後にセットプレーを入念にチェックし「上位に食い込むためには重要な試合」と冷静に話した。
　中村が厳しいマークに遭った場合の対策も練っている。右ＭＦの中村と同サイドの右サイドバックでプレーする波戸は「僕とオグ（小椋）と（栗原）勇蔵がしっかりケアする」と宣言。中村と近い位置でプレーする右ボランチの小椋、さらに右センターバックの栗原を含めた３人で中村を徹底的にサポートすることで、相手のマークを分散させる作戦だ。波戸は「相手は俊を狙ってくると思うから、そこを外せばビッグチャンスになると思う」とニヤリと笑った。
　川崎Ｆの攻撃的な両サイドバックは高い位置をとるだけに「その裏をつければ逆にチャンス」と波戸。中村が味方の素早いサポートを受け、横浜を連勝へと導く。