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相手決まらず…日本代表戦の発表会見急きょ中止

[ 2009年12月23日 06:00 ]

 22日午後に予定されていた日本代表の来年のスケジュール発表記者会見が中止になった。2月2日のキリンチャレンジ杯の対戦相手候補国とこの日午前5時まで交渉を続けていたが、正式契約に至らず「W杯イヤーなのに確定要素が少ない」(協会関係者)ことから急きょ会見中止を決め、午前中に報道各社に伝えるドタバタぶりだった。

 原博実強化担当・技術委員長は「AFC(アジアサッカー連盟)から“3月3日にバーレーン戦をやりなさい”と言われて(2月2日の)対戦国を当たっていた。できるだけいい選手を集められそうなチームと交渉したが、正式契約にならなかった」と説明した。アジア杯予選のイエメン戦とバーレーン戦の日程変更に失敗したことが、交渉の遅れにつながった。
 対戦国こそ発表しなかったが、W杯までの試合スケジュールだけは発表し、最大11試合を行ってから本番に臨むことになった。「全部決まっていれば安心だけど、できるだけいい相手とやりたい。いろいろ迷惑をかけたが、できるだけ早く決めたい」と原技術委員長。岡田ジャパンの「ベスト4」の目標達成のため、ギリギリの調整はまだまだ続く。

 <苦笑の岡田監督、AFCにチクリ>ドタバタの日程発表に岡田監督も苦笑いだった。神奈川県内の自宅を出る直前に会見中止を知らされた指揮官は、「W杯イヤーなのに国際Aマッチデーにアジア杯予選を入れている。W杯でアジアに活躍してもらいたくないのかな」とアジア杯を主催するAFCへの不満を漏らした。ただ試合日程に関しては、「対戦相手は別として月1回は集まりたいという希望通りだった」と満足げだった。またイエメン戦後の主力組の日本代表合宿は1月25日前後から行うことを明かした。

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2009年12月23日のニュース