×

浦和ピンチ!達也に続き山田直も欠場…

[ 2009年4月24日 06:00 ]

 右太腿裏痛のため別メニュー調整を続けていた浦和のMF山田直輝(18)が、25日のアウェー千葉戦を欠場することが濃厚になった。4日の大分戦で先発に定着し、以後リーグ戦は3戦全勝。豊富な運動量でチームの2位浮上の立役者となっただけに、痛い離脱となる。左太腿裏痛のFW田中達也(26)の欠場も確実で、浦和は攻撃の軸2人を欠いての戦いを強いられることになった。

【レッズiPodケース 


 表情は硬かった。勝てば首位浮上の可能性もある千葉戦を2日後に控え、右太腿裏痛で離脱中の山田直は早期の実戦復帰は厳しいとの見方を示した。「無理をして出場して切れたり(肉離れになったり)したら嫌なので、僕自身は100%になるまで待ちたい。監督も100%の選手を使うと思うので」。この日の練習が非公開だったこともあり、細かい内容は明かさなかったが「体を動かすには動かしました」と全体練習合流を見送ったことを示唆した。
 ルーキーの山田直は4日の大分戦から左MFとして先発に定着。12日の名古屋戦、18日の京都戦と3戦連続でフル出場を果たした。豊富な運動量とリズムのいいパス回し、献身的な守備などで貢献。ユース時代からともにプレーする17歳FW原口とのコンビで攻撃陣をリードした。リーグ戦で先発した試合は3戦全勝とチーム浮上の立役者だったが、18日の京都戦で故障。20~22日に行われたU―20日本代表候補合宿の参加も辞退していた。
 チームは6戦4失点の堅守を武器に4勝1分け1敗の2位と好調だが、6戦7得点と得点力不足は深刻だ。12日の名古屋戦で左太腿を痛めた田中達も復帰のメドは立っていない状態。25日の千葉戦を皮切りに、16日間で5試合の過密日程に突入するが、攻撃の軸2人を欠く非常事態となる。
 それでもフィンケ監督は「シーズン中にケガは起こるもの」と想定の範囲内であることを強調。山田直、田中達の代役として高原、原口を起用する可能性が高い。主力の離脱が相次ぐ中、過密日程を乗り切れるのか――。レッズが3年ぶりのリーグ制覇に向け、早くも正念場を迎えた。

続きを表示

2009年4月24日のニュース