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高原&永井の黄金2トップ 浦和で復活だ!

[ 2008年9月13日 06:00 ]

笑顔でミニゲームをこなす高原(右後方)と永井

 赤い悪魔が黄金2トップで首位奪回を狙う。上位5チームが勝ち点差2にひしめくJ1は13日、1~6位がすべて直接対決する。3位の浦和はホームで好調の4位・大分を迎え撃つ。田中達を右太腿筋膜炎で欠くFW陣は、高原直泰(29)と永井雄一郎(29)の2トップが有力。99年世界ユース選手権で日本を準優勝に導いた黄金の2トップが、浦和で復活する。

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 世界を驚かせた黄金の2トップが埼スタで復活する。J1、ACLを合わせ23日間で7試合を戦う秋の陣。初戦のFW陣は、高原と永井の2トップが濃厚となった。今季3トップで同時出場は6度(3勝3分け)あったものの、2トップが実現すれば今季初。赤い悪魔のゴール前は“不敗コンビ”に託された。

 ともに29歳で、ピッチを離れてもサッカー談議に華を咲かすなど互いに尊敬しあう仲。相性の良さは世界舞台でも実証済みだ。99年世界ユース選手権(ナイジェリア)では小野、稲本ら黄金世代と言われた日本代表でともに戦い、準Vに大きく貢献。特に準決勝ウルグアイ戦(2―1)ではアベック弾を決めた。

 W杯アジア最終予選のバーレーン戦で、田中達が右太腿を痛める不運。だが、エンゲルス監督は「永井の調子がいい」と一切の不安を退けた。実は先週の練習中に、ゴール前のプレーをめぐり、2人は激しく衝突。「練習だからトライしたい」と主張した永井と、練習でもセーフティーを強調した指揮官。話し合いは平行線をたどったが、信頼関係は変わらなかった。

 相手に不足はない。大分はリーグ最少の16失点の堅守を誇る。「こじ開けたい。チームとして間延びせず、速攻をケアしながらチャンスをうかがいたい」と永井。世界準Vの快挙から9年。それ以来の時空を超えた黄金2トップが、赤い悪魔を首位に押し上げる。

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2008年9月13日のニュース