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KY監督?ベッカム代表落とされる

[ 2008年2月2日 06:00 ]

 6日の親善試合スイス戦に向けたイングランド代表候補30人が31日に発表され、ロサンゼルス(米MLS)のMFデビッド・ベッカム(32)が外れた。同代表史上5人目の100試合出場まであと1試合とあって代表入りを熱望していたが、カペッロ新監督は調整不足を理由に招集を見送った。

 発表前日に電話で本人に結論を伝えたという指揮官は「彼は11月から試合がない。MLSが開幕すれば注目する」と今後の招集を示唆した。しかし、マンチェスターUのファーガソン監督が「ここまできて外すのは間違い」と話すなど、今回は調整やチームづくりより記録達成を優先すべきという論調が目立っていた。それだけにイタリア人監督のKY(空気が読めない)選考にガーディアン紙は「無情なカペッロ」と反応。他紙も「監督を辞めるべき」と初采配を前に退任を求める読者の怒りの声を伝えた。
 もっとも、ベッカム自身も発表直前の1月29日に個人的な事業でブラジル入り。サン紙はのんきにビーチで撮影会を行ったことなどに触れ、「代償を支払った」と“自業自得”とする報道もあった。KYか、英断か。いずれにしても衰えない注目度の高さだけは証明された。

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2008年2月2日のニュース