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ピークを合わせた福原 3位決定戦は7・3で勝てる

[ 2016年8月11日 07:57 ]

準決勝を戦う福原
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リオデジャネイロ五輪卓球・女子シングルス準決勝 福原愛0―4李暁霞

(8月10日 リオ中央体育館)
 【松下浩二の目】今大会の福原の調子なら、李暁霞にも勝つチャンスがあると思っていたが、五輪女王は隙を見せてくれなかった。準決勝で負けてはしまったが、3位決定戦に向けては心配はしていない。

 準々決勝までの福原は私が見てきた中で、一番いいプレーをしている。特にブロックが好調だ。打たれても打たれても、ことごとく止めている。チャンスになれば畳み掛ける。攻守にバランスが取れており、簡単なミスはないし、ファインプレーも随所に出ている。五輪前は調子を落とし、どうなることかと思ったが、しっかりピークを合わせてきた。

 3位決定戦で対戦するキム・ソンイはこれまで福原が決して得意としてはこなかったカットマンだ。だが、4回戦では同じ北朝鮮のカットマン、リ・ミョンスンを圧倒している。対策練習を相当積んできたのだろう。リ・ミョンスンと対戦した時と同じように、前後に揺さぶってチャンスボールを待ち、スマッシュを決めていけばいい。7・3で福原に分があるとみている。(五輪4大会連続出場、97年世界選手権男子ダブルス銅メダリスト)

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