×

仏解説者発言「差別的」批判 日本体操選手は「ピカチュウのよう」

[ 2016年8月11日 05:30 ]

 体操男子団体総合の中継で、フランス国営テレビのゲスト解説者が日本選手を人気アニメ・ゲーム「ポケモン」のキャラクターに例えて「ピカチュウのようだ」と発言した。これに対し「人種差別的だ」と批判が寄せられ、公的メディア監督機関の放送高等評議会(CSA)が10日までに調査を始めた。

 フランスのメディアによると、この解説者は2008年の北京五輪の体操男子跳馬で銀メダルを獲得したトマ・ブーアイ氏。国営フランス2の中継で「まるでアニメを見ているみたい。そこら中に小さなピカチュウがいるようだ」と表現した。

 直後からインターネットなどで視聴者から苦情の声が上がった。共同電によるとテレビ局側は、コメントを巡り遺憾の意を表明したという。

続きを表示

2016年8月11日のニュース