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日本選手団が総括会見 本来の実力出し切れず 

[ 2012年8月12日 22:08 ]

 【ロンドン共同】日本選手団の上村春樹団長が12日、総括記者会見を開き、金メダル数が当初の目標を大きく下回った結果について「金メダル15個、世界5位は可能だと思っていた。すべてがベストを出したときになし得ると思って準備してきた。もう少しやりようがあった」と、柔道など期待された選手が本来の実力を出し切れなかったことを理由に挙げた。日本の金メダルは7個。

 メダル獲得総数でアテネ五輪の37個を上回り、過去最多となったことは「素直に喜びたい」と評価。戦後最多のメダルを獲得した競泳のほか、アーチェリー、サッカー、重量挙げ、ボクシング、卓球など過去最多の13競技でメダルを獲得したことが原動力になったと分析した。

 塚原光男総監督は「NTC(味の素ナショナルトレーニングセンター)の活用が有効だった。そこでやっていた競技がメダルを獲得できた」と述べ、NTCや国のマルチサポート事業の一環で選手村の外に設置したマルチサポートハウスの成果を強調した。(共同)

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2012年8月12日のニュース