タッチで逆転！フェルプスが辛勝で７冠

７冠獲得に雄たけびをあげるフェルプス

　【北京五輪　競泳】史上初の８冠を目指すフェルプス（米国）が百メートルバタフライを５０秒５８の五輪新で制し、１９７２年ミュンヘン五輪でスピッツ（米国）がマークした１大会最多記録の７冠に並んだ。

　▼マイケル・フェルプスの話　最後にひとかきした時は負けたと思った。だが、違った結果となった。言葉を失った。君には無理だと言われても、思いを込めれば何でも可能だということを証明する、それが一番大事なことだ。

　≪間違いなくフェルプス勝利≫国際水連は１６日、マルクレスク事務局長らが記者会見し、男子百メートルバタフライでフェルプス（米国）がカビッチ（セルビア）に１００分の１秒差で勝利した記録の計時を補足するためにビデオで検証し「フェルプスの勝利に間違いない」との結論を示した。
　レース後にセルビア陣営からカビッチが先着したのではという抗議があった。調査した結果は「カビッチよりもフェルプスが先にタッチし、計時機械のシステムも完ぺきだった」といい、セルビア陣営にも証拠を示して理解を得たという。（共同）