×

中村が2大会連続の銅メダル

[ 2008年8月16日 11:16 ]

女子200メートル背泳ぎ決勝 2分7秒13の日本新記録で銅メダルを獲得した中村礼子

 【北京五輪 競泳】全身にみなぎる自信、気迫。「北京の二百」に照準を合わせ極限に挑んだ中村礼子(26)がアテネに続く銅メダルを手にした。16日の北京五輪競泳女子二百メートル背泳ぎ決勝。「絶対にメダルが取りたかった。本当にうれしい」。ゴールで安堵の笑顔を見せた中村は、観客席に向け高々と左手を掲げた。

 首位の選手が世界新記録を出したレベルの高いレース。中盤にペースを上げた中村はその勢いのままぐんぐん進み、一気にゴールへ。記録を確認した瞬間、厳しかった表情がふっと緩んだ。
 「たくさんの方に感謝したい」。レース後のインタビューでは込み上げる思いを抑えながら話した。自己記録を大幅に縮める好タイムで、完全燃焼。白いタオルで何度も顔をぬぐう中村の目は赤く充血していた。

 ▼中村礼子の話 本当にうれしいし、たくさんの方に感謝したい気持ちでいっぱいです。ハイレベルなレースになると思っていたけど、とにかく落ち着いて自分のレースをすることだけ心がけました。
(共同)

続きを表示

2008年8月16日のニュース