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野村忠宏、北島への祝福は“オレを超えてから”

[ 2008年8月12日 09:55 ]

ロンドンまで…野村、北島のエールで心に“火”

 柔道男子60キロ級の野村忠宏(33)が12日、自身のブログで北京で金メダルを獲得した“弟分”たちに賛辞を送った。

 北京五輪同級代表の平岡拓晃(23)が1回戦負けしたことことについては「色んな思いが頭を駆け巡りました」。しかし、その“思い”は「自分の胸の内で消化したほうがいいと思う」として明かさず、「北京五輪は自分の挑戦が届かなかった舞台(中略)あれこれ言う権利は俺にはねぇ~もんな」とつづった。

 一方、66キロ級で見事に五輪連覇を果たした“弟分”の内柴正人(30)には「ウッチーおめでとう!」と祝福。「うかつにも『格好ええやんけ!』と思って」しまったそうで「ホンマ最高な男になりました!」と称えた。

 親友の競泳男子平泳ぎ・北島康介(25)には「『おめでとう』は本人の目標である2冠2連覇を達成してから言おう」。北島が野村に約束した“野村超え”となる通算4つめの五輪金メダルを獲得するまで祝福を先延ばしにした。

 自身の現役続行については「『野村の柔道がもう一度見たい』すごい嬉しい言葉です。そういってもらえる選手になれた事を幸せに思います」と感謝しながらも「ちょっと心の中で葛藤があります」。手術した「膝はまだまだ時間かかるしどの程度強い膝を取り戻せるかも分からんし…」と不安を述べた上で、「現役続行。引退。心が決まれば、自分の言葉でちゃんと伝えるからね」と、揺れる胸の内を明かした。

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