【芦屋ボート G1全日本王座決定戦】15日開幕 峰竜太と西山貴浩“犬猿対談”

[ 2026年5月14日 04:30 ]

ファイティングポーズを取り笑顔を見せる西山(左)と峰(撮影・岡田 丈靖)
Photo By スポニチ

 “犬猿の仲”がなせる超絶な掛け合い――。15日からボートレース芦屋で「G1全日本王座決定戦 開設74周年記念」が開幕する。今年2回目の芦屋周年開幕を前に、出場予定の峰竜太(41)と西山貴浩(38)がスポニチ紙面に登場。両者の互いの魅力や芦屋あるある、当地の思い出、ボート界のライバルなどを徹底的に語り尽くした。95期の峰、97期の西山は、26年の初SGとなった蒲郡クラシック優勝戦で1、2着で、26日開幕のSGオールスターのファン投票も1、2位。何かと因縁深い。さらに西山の誕生日である15日、初日12Rの「全日本王座ドリーム」では後輩が1枠、先輩が3枠で登場を予定している。陸上では仲良くけんか、水上でのガチ勝負。犬と猿の熱いバトルは永遠に続く!?

 ――犬の峰、猿の西山。仲は悪い設定らしいですが、お互いの魅力とは。

 峰 嫌いなところはいっぱいあるけど(笑い)、気持ちで走る、ファンへの思いの強さなんかは、目の前で見てきたけど西山は違うなと。だから、愛されています。僕は独学系だったのでかわいがられない。

 西山 魅力? ない(笑い)。でも何だかんだ結果を出すのでプロだなと。あと僕が調子いいときに邪魔するところ。グランプリもやしクラシックもやし。せめて10年先に産まれとけと。常に恨んでいます。ズタボロのメンタルになるときも見たけど結局、勝つ。さすがは元スーパースター。

 ――初日ドリームでも戦うが芦屋のイメージから。

 峰 G1は4連覇くらいしたと思う。初めてG1を獲った水面で得意とかではなく気合が1・5倍入る。毎回、獲る気で行く場です。

 西山 地元(からつ)で気合入れて獲ってくれや。僕は引退するまでに地元福岡の3場の周年を獲りたいなと思っています。でも誰かが邪魔してくる。優勝戦2枠でも、1枠の人に張り散らかされて、逃げられるし。

 ――西山選手は2節連続芦屋参戦。有利に働くのでは。

 西山 いや~、エンジンも燃料も変わりますからね。新しい「バイオ燃料」で乗ったことない。全然違うと聞くし調整が難しそうで。

 峰 僕はバイオ得意ですよ。ペラ調整が特徴的になる。みんながてこずることを願います。

 ――芦屋水面の特徴。どの足が来たらチャンスか。

 峰 伸びはだいたいみんな変わりません。出足がいい人が優勝するイメージはあります。

 西山 乗り味を求めるけど新エンジンなんでどうか。あとは、ほぼ追い風で、向かい風になったらダッシュ勢にチャンスがくるかな。

 ――すぐに思い返す芦屋での思い出はありますか。

 峰 ワースト機で優勝した16年の64周年。気持ちだけで獲って僕が一番強いと思った。(引退した)魚谷(智之)さんがエース機で2艇身伸びてきた。でも、展示前にウイリーモンキーを2回だけやって準備して、出足1本で逃げた。そこから周年3連覇につながりました。

 西山 デビュー間もない頃、倉尾良一さん(28期、65歳で引退)に芦屋に呼ばれて、水中メガネを渡された。当時、岡山イーグル会の山本寛久さんの持ちペラが大ブレーク中で、その代物がピットに落ちたらしくて“潜って探せ”と言われた。倉尾さんのペラと思っていたら「俺のじゃねえわ」。パンツ1枚で全6ピットを4時間、潜った。結局は見つからず「腹、壊すぜ」となぜか胃薬3錠だけ渡された。ただ、今となっては常に絶対に勝ちたいという勝負師の執念を見たし、今もピットの水深は分かる。

 ――芦屋の“あるある”は何かありますか。

 西山 川上剛が、暴れる。あ、今節不在か。でも若手が初優勝するイメージがある。1人、とんでもない伏兵が芦屋で現れるんです。

 峰 わかる、それ。入海馨くん(72周年覇者)とか吉田裕平とか、若い選手がシリーズリーダーになるし、芦屋って初優勝者が出やすい。

 ――今節、やりそうで不気味な若手はいますか。

 峰 グンちゃん(山崎郡)ですね。津のダービー(準優11R1枠で6着)の悔しさをぶつけてくるはず。

 西山 岡山の藤原碧生はやりますよ。どんなエンジンでも乗りこなすし、スタートを決めてくる。物おじしないのでチャンスあれば獲る。あとは大阪の石本裕武はしっかりしていますね。食堂で朝から選手全員にあいさつするし、今風の感じではない。

 峰 それ分かる。大学(関西大)卒は、こんなレースするのかと。めちゃくちゃあいさつするし、実力もある。

 ――なら中堅、ベテランで今節怖い存在は。

 西山 石野さん(62周年覇者)の復活が怖い。このままで終わる男ではないですよ。エンジン出しに関して誰も勝てない。ただ“安全運転”のときは西鉄バスの運転手さんのようにウインカーをカチ、カチっと出して両手でハンドルを回している。

 峰 本当に石野さんがエンジン出たら無双する。それは間違いない。あとは剛さん(山口)と関(浩哉)くん。剛さんは復活の兆しをすごく感じる。何個タイトル獲ってもおかしくない感じ。関くんは、爆発したときの乗りっぷりがすごい。

 ――まだまだ記念戦線は続くが、両者の目標は。

 峰 来年のクラシックが、からつであります。前回22年のグラチャンは真二(深川)さんが1人で地元の看板を背負ってくれた。僕は“行けたらいいな~”と思っていたら元輝(宮地)が“ドリームに乗りたい”と言ってきた。甘さを感じたのでモチベーションをブチ上げて蒲郡クラシックを獲れた。今、勢いのある佐賀を盛り上げていきたいと思います。

 西山 僕は毎年、変わりませんよ。モットーは気が付けばグランプリにいる人。“何か今年獲った?”と思われながらGPファイナルにいるように。ポンと勝ってたまに年末に行くのではなく、アベレージヒッターとしてブレなく1年間を走り続けられるようにしたい。

 ――犬猿コンビで初日、2日目ドリーム組を動物に例えてほしいのですが。

 峰 羽野ちゃんはかわいいので、絶対チワワ。
 西山 犬ばっかりやんか。

 峰 白井さんはまあサメ(シャーク)でしょ。松井繁さんはライオンですけど今節はいません。暢嵩(上條)は、ひょうひょうとしているからキツネ。
 西山 瓜生さんは、いろんな顔を併せ持つのでマンドリル。水陸昼夜で顔が違う。

 峰 馬場さんは、何かと速いのでチーターですね。
 西山 順平(桐生)は追い上げるし、かんだら離さないスッポンやね。

 峰 いや、でも順平は鬣(たてがみ)のまだない、ライオンのイメージ。動じない強いメンタルを持つ。では、2種類で。
 西山 池田さんは、ナマケモノです。自分のペースを崩さない。それでも、いつの間にか勝っている。

 峰 菊地さんは、頭がいい。シャチ、イルカ系。人を襲わないイルカですね。
 西山 平本は、ハイエナで。気が付いたら2、3着にスンといるから。

 西山 末永は、見たまんまでネコ。
 峰 サダ(定松)もそうだけど、息子のような存在なので例えられないなあ。

続きを表示

この記事のフォト

「2026 ヴィクトリアM」特集記事

「新潟大賞典」特集記事

ギャンブルの2026年5月14日のニュース