【大井・羽田盃】フィンガー逆転1冠! 田中博師2冠獲りキッパリ「東京ダービーに行きたい」

[ 2026年4月30日 05:03 ]

羽田盃を制したフィンガー(撮影・郡司 修)
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 3歳ダート3冠初戦のJpn1「第71回羽田盃」が29日、大井競馬場で行われた。3番人気フィンガー(牡=田中博、父ガンランナー)が積極的な運びで逃げ切り、G1級初勝利を挙げた。次は東京ダービー(6月10日、大井)で2冠獲りを目指す。

 乾坤一擲(けんこんいってき)の快走。果敢にハナを切ったフィンガーが先頭でゴールを駆け抜けた。検量室前に引き揚げてくると、戸崎が愛馬の首筋を優しくなでる。殊勲の鞍上は「先生とレース前にプランを立てて、前々で競馬しようと思っていた。作戦がうまくいったし、前走よりも馬が良くなっていた」と会心のエスコートに頬を緩めた。

 スタートを五分に決めると、先手を主張。2番手にロックターミガンが取りつき、隊列は決まったかに見えた。しかし、2角でリアライズグリントが外から進出。向正面に入ると、3頭で競り合う形になった。それでも人馬は至って冷静。「馬のリズムを考えて運んだ。いい気持ち、いい気分で走れていたと思う」(戸崎)とマイペースを守った。先頭で直線に向かうと最後はスタミナ比べ。ラストまで脚勢は衰えず、後続を3馬身振り切った。

 前走京浜盃(2着)で後塵(こうじん)を拝したロックターミガンに雪辱。G1級6勝レモンポップ、同2勝ミッキーファイトなどを手がけた田中博厩舎からまた一頭、スター候補が誕生した。田中博師は「ジョッキーがずっとコンビを組んでますし、とても上手に乗ってくれた。コーナーを回る時は手も動いていましたし、道中の感じを見ても少し苦しいかなとは思いましたが…。直線も長いので勝った時は凄く喜びました」。デビューから7戦連続でコンビを組む人馬を手放しで称えた。

 G1級タイトルを引っ提げ、いざ2冠獲りへ。次走について指揮官は「東京ダービーに行きたい」とキッパリ。続けて「次の2000メートルの方が向いている」と力を込めた。一戦ごとに着実に力を蓄えてきたフィンガーが、再び夜の大井を熱く沸かせる。

 ◆フィンガー 父ガンランナー 母エスティロタレントーソ(母の父マクリーンズミュージック)牡3歳 美浦・田中博康厩舎 馬主・エムズレーシング 生産者・北海道新ひだか町の高橋フアーム 戦績7戦3勝(南関東3戦2勝) 総獲得賞金1億780万円。

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