【川口オート SSガールズ王座決定戦】三宅真央がV 繰り上がりのツキ生かす オート大好きシンデレラ

[ 2025年12月27日 18:57 ]

SSガールズ王座決定戦を制した三宅真央はスタンドに向かって笑顔を見せる
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 川口オートのスーパースターフェスタは初日を終え、10Rで女子選手の今年の頂点を決するSSガールズ王座決定戦が行われた。勝ったのは繰り上がりで大舞台に挑んだ初出場、三宅真央(29=香川)だった。

 3枠からトップスタートを決めた三宅。いつかつかまるだろう。そう思った人は多かったはずだ。昨年の覇者、高橋絵莉子が迫る。だが、三宅も必死のコーナリングで前に出させない。

 高橋の走りが明らかに安定感を欠き始めた。微妙に滑り、三宅が前に出た。決着した。真っ赤な勝負服に身を包んだシンデレラガールが誕生した瞬間だった。

 「昨年はケガで出られなかった。それが今年は繰り上がりで出られることになった。出られる以上は絶対に獲る気持ちだった」。アイドルフェイスに似合わぬ力強い言葉で、このタイトルへの思いを明かした。

 勝ちたい気持ちを周囲も察した。先輩レーサーが何かと手伝ってくれてエンジンは最高の状態に仕上がっていた。

 勝ってロッカーゾーンへと戻る。懸命に手伝ってくれた山陽の先輩たちが喜んでくれた。三宅はこの風景が見たかった。「涙が出そうになりました」。敗れた、同じ山陽の松尾彩が興奮している。「すごいよー。後ろから見て、よく我慢していると思ったよー!」。三宅は思わず松尾に抱きついた。

 高校では自転車に打ち込んだ。卒業後に目指したのはガールズケイリンのレーサー。だが、試験に3度落ちた。心が折れた。まるがめボートで4年働き、ボートレーサーの試験も受けたが、ある時、知人がオートレースの存在を教えてくれた。

 物は試しと山陽オートに行ってみた。一発で爆音に魅了された。「私の行く道はこれだ」

 一発で合格した。その後は山あり谷あり、ケガもあったが、今年は気持ちを入れてレースに挑み続けた。暮れにこんなプレゼントが待っているとは思いもしなかった。

 「オートレーサーになれてよかったです。選手になるのに遅い、早いは関係なかった。今はオートレースが好きです」。シンデレラが最高の笑顔を浮かべた。

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