【佐賀・第4回九州チャンピオンシップ】11日発走 アエノブライアン重賞2連勝へ! 予想印を公開

[ 2024年8月10日 12:00 ]

前走「佐賀王冠賞」で重賞初制覇と勢いに乗るアエノブライアン
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 9月地方全国交流重賞「鳥栖大賞」、11月JRA勢を迎えての地方競馬最大の祭典、指定交流重賞の「JBCクラシックJpnⅠ」、「JBCレディスクラシックJpnⅠ」につながる古馬長距離路線真夏の重賞「第4回九州チャンピオンシップ」(距離1750メートル・1着賞金400万円)が11日6R(18時15分発走)、ナイター開催の佐賀競馬場で行われる。昨年は牝馬のミスカゴシマが2番手から最終コーナーで前に出ると首位を守りきったが、今年は牡馬主導の流れになりそうだ。

 ◎⑪アエノブライアン 20年9月大井でデビュー。大井では1600メートル戦3勝、1800メートル戦で4勝をマーク。今年5月に佐賀に転入してくると2戦目1800メートルの「佐賀スプリングカップ」で重賞デビュー。勝ったテイエムフェローから0秒3差の2着に入った。続く前々走6月A1・A2特別1800メートルの「阿蘇山特別」は2番手でレースを進め最終コーナーを先頭で迎えると直線で後続を引き千切って2着に7馬身差をつけ佐賀初勝利。そして前走7月2000メートルの「佐賀王冠賞」は早めに先頭に躍り出てブルーアローの追撃を振り切り重賞初制覇。次は重賞2連勝へガッチリと主導権を掌握するとみた。

 ◯④ブルーアロー 22年2月JRAでデビューし北海道と兵庫を行き来して8勝をマーク。今年3月に高知へ身を移すと1勝を挙げて6月に佐賀へ。転厩初戦のA2クラスの1300メートル戦を制すと7月「佐賀王冠賞」で重賞初挑戦。中盤過ぎまで勝ったアエノブライアンの前で競馬を進めたが向こう正面でかわされた。それでも最後まで食い下がって2馬身差の2着に入った。続く1750メートル準重賞「脊振山賞」は直線グローリーとの叩き合いには破れたものの2着。佐賀の1750~2000メートル戦はマッチしている感があり好勝負に期待が高まる。

 ▲①リネンファッション 19年8月JRAでデビューし南関東を経て今年3月新天地の佐賀へ。JRAでは4勝を挙げ重賞勝ちはないが、21年7月川崎「スパーキングレディーカップJpnⅢ」2着、続く8月門別「ブリーダーズゴールドカップJpnⅢ」2着、そして同年11月レコード決着となった金沢「JBCレディスクラシックJpnⅠ」でも3着と善戦した。それ以降は重賞路線に定着するが、しばらく快音は響かず。それでも前走「佐賀王冠賞」でアエノブライアン、ブルーアローに離されながらも3着と馬券に貢献した。展開、ペース次第では一発を秘める。

 ☆②サトノスライヴ 20年1月JRAでデビューし1700メートル戦1勝、1800メートル戦2勝の実績がある。今年5月に佐賀に身を移してきて2戦目の「佐賀スプリングカップ」で初めて重賞に挑戦。9番人気ながら中団後ろから運んで道中押し上げ、直線は中を突く形から3着に食い込んだ。以降は前走7月「背振山賞」まで1750~1860メートルのA1・A2特別と準重賞を4戦するが勝ち馬から1秒以上離されての6、3、4、4着。それでも粘りは十分にあり軽視はできない。

 △⑨ホウオウエーデル 18年10月JRA芝でデビュー。芝で2勝を挙げ21年5月からは主戦場をダートに替えた。21年9月中山の2400メートル戦でダート初勝利。23年8月からは兵庫に移籍。名古屋を経て今年4月に佐賀へ転入してきた。前走までダート2勝目が挙がっていないが、前々走7月A1・A2クラスの1300メートル戦は後方から怒とうの追い込みで2着。前走今回と同距離のA2クラス戦も勝ち馬からクビ差の2着と見せ場を作った。前2走上がり最速をマークし状態は上向き傾向。1750メートルの走破タイムも1分54秒7なら通用する範囲内で警戒したい。

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