【福岡ボート PG1レディースチャンピオン】本間正則の〝イイ値〟は平高奈菜 いざ復活の夏へ

[ 2024年8月10日 04:30 ]

女子屈指の旋回力で予選突破を狙う平高奈菜    
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 ボートレース福岡のプレミアムG1「第38回レディースチャンピオン」は予選ラストの4日目を迎える。本間正則記者の「イイ値!このレーサー」は平高奈菜にロックオンした。

 初日と2日目は1Rで逃げが決まらなかったが、3日目は平高が冷静に逃走。きっちりと人気に応え、レース後はさらなる上積みに心血を注いだ。

 「整備や調整をして試運転をやったけど、結局、水面が悪くてよく分からなかった。でも、悪くはなっていないかな」

 得点率を7点ちょうどに上昇させても、常に上を向くのは数々の逆境や修羅場をくぐり抜けてきた平高だからこそ。F3や右腕骨折のケガを乗り越えて20年のクイーンズクライマックスを制し、22年のSGオールスターで優出を果たした。

 「丸くなっちゃっていますから最近は。ケガもあったし、スタートも無理してないので。3日目の感じが良かったし自分のターンができる感じはありますよ」

 最後のひと言が聞けただけでも十分。3期前のF2の影響で今年1年はA2暮らし。22年5月まるがめ一般戦を最後に優勝がないのは寂しい限りだが、最大の武器である女子屈指の旋回力はさびついていない。いい意味でトガっていたのも魅力だったが、荒々しさがなくなっても、平高奈菜は平高奈菜だ。

 「来年じゃないですか、おそらく」

 自身の復活予想はまだ先のようだが、昨年はF休みで出場すらかなわなかった大会で準優好枠獲りの可能性も残っている。前倒しの復活へ大事な2走に挑む。

 【本間の買い目】5Rはセンターから猛攻で首位。<3>―<1><2>=全。10Rは遠藤の攻めに乗って俊敏に捲り差す。<5><3>、<5><1>流し。

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