【大村ボート　SG第29回オーシャンカップ】仕上がり良好の福来剛　雑務こなす余裕

焼き入れしたプロペラを冷やすための水を交換する福来剛
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　＜大村25日6、12R＞土屋智則の尼崎SGグランドチャンピオン制覇により予備1位から繰り上がり出場した福来剛（43＝東京）が、粘り強い走りを続けている。原田幸哉に競り勝って3着とした初日6Rに続き、24日の2日目3Rも道中逆転で3着に入線。1周バックは5番手に置かれていたが、2周1コーナーで石野貴之と吉田拡郎を差して上位浮上を果たした。

　ここまでのレース内容が示す通り、仕上がりも良好だ。「出足や回り足はいい。直線タイムが出ているので伸びも悪くない。トータルで見て上のグループに入ると思う」。舟足はすでに納得の域に到達している。

　仕上がりの余裕は、ピット内の行動からも見て取れる。2日目3R後は装着場の清掃、焼き入れしたプロペラを冷やすための水の交換など、雑務をこなす福来。「僕は52番目の人ですからね。もう出場できることに感謝、土屋君に感謝感謝です」と率先して取り組んでいた。

　25日のシリーズ3日目は6Rに2号艇、12Rに5号艇で出走。有利と言える枠番ではないが、軽快な実戦足があれば白星獲得は可能だ。