【大井・東京プリンセス賞】フェルディナンド重賞初V!鞍上・安藤も16年目の歓喜「感無量」

[ 2024年4月26日 04:45 ]

<大井・東京プリンセス賞>ゴール前の混戦を制したフェルディナンド(中)
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 南関東牝馬クラシック第2弾「第38回東京プリンセス賞」が25日、大井競馬場で行われた。6番人気の伏兵フェルディナンドが直線の競り合いを制し優勝、重賞初制覇を飾った。同馬と2着ローリエフレイバーには「第60回関東オークス」(Jpn2、6月12日、川崎)への優先出走権が与えられた。

 4コーナーから一気に大外を上がって行くと直線はローリエフレイバー、ミスカッレーラと馬体を合わせてのつばぜり合い。残り100メートルでカッレーラが失速、ローリエとのマッチレースになったが、きっちり首差かわしたところがゴールだった。左手で2度ガッツポーズをつくった安藤。この「1勝」がデビュー16年目にしてうれしい重賞初制覇だった。「(重賞を勝てて)感無量です。折り合いを心配していたが、スタート直後からきっちり折り合いがついた。直線も前をよく捕まえてくれた」と安藤の笑顔がはじけた。今後はオーナーと相談して「権利を獲ったJpn2を視野に入れて考える」と藤田師。タイトル獲りで勢いを付けたこの馬が、大きな仕事をやってのけるムードが漂ってきた。

 ◆フェルディナンド 父ヘニーヒューズ 母アグネスダリム(母の父ゴールドアリュール) 牝3歳 大井・藤田輝信厩舎 馬主・富田牧場 生産者・北海道浦河町の富田牧場 戦績5戦3勝 総獲得賞金3164万5000円。

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