【別府・G2ウィナーズC】井上 12R平原好展開で勝ちきる 吉岡 10R位置取りできる古性が軸

[ 2023年3月20日 05:00 ]

“鬼脚”井上茂徳 “F1”吉岡稔真 最強ライントーク
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 吉岡 2日目を振り返る。毘沙門天賞は平原に任された森田が先行に徹した。想定された展開の一つで脇本がどう対応するかが焦点。脇本は前団の流れを見極めての巻き返しになったが不発に終わった。二次予選では8Rの犬伏がしっかり自分のレースができた。

 井上 二次予選11Rの新山響の動きも光った。好調松井を相手に2周突っ張って先行。長い距離を踏んで内容のある走り。本人も手応えを感じたと思う。きょうは準決勝。10Rは細切れ戦。先行は深谷か森田だが厳しく攻めて位置を取るのは古性。

 吉岡 シビアに位置取りができる古性を軸に稲川との<2>=<9>。深谷は初日、脇本相手に見せ場がなかったが二次予選は思い切ったレースができた。深谷につける和田健との<2>=<7>、<7>=<9>。

 井上 古性は俊敏に位置が取れる。古性の後ろが信頼置ける稲川だから古性の踏み込みもワンテンポ速い。<2>=<9>本線。古性は高知全日本選抜を優勝したことで“近畿を1人でも多くGPへ”の思いも強いはず。前で戦うレースは後ろを連れて行く仕掛けになる。

 吉岡 初日を先勝した新田は毘沙門天賞で平原の後ろから捲って出たように動きはいい。守沢との<1>=<5>を追加。11Rは激戦区。徹底先行の野口がいて二次予選の動きが良かった新山響と犬伏がいる。それでも野口は先行に迷いがない。

 井上 野口の先行。野口の存在はレース展開を推理する中でありがたい選手。野口―郡司で先手を取れば郡司が番手有利に抜け出す。この南関勢の後ろは単騎の(山田)庸平が確保するとみて<3>=<5>が本線。

 吉岡 僕も野口目標の郡司が軸。犬伏のダッシュ力は野口を上回る。犬伏の巻き返しに郡司が切り替える<3>=<9>と<3>=<1>。穴は新山響の捲り。

 井上 新山響はビッグの経験を積み重ねている強みがある。実力者の松浦は犬伏に任せることで犬伏の動き次第になる。犬伏が野口相手にどんなレースをするかで展開が一変する。

 吉岡 12Rは脇本の<1>=<9>から入るのが自然。平原に任された吉田は先行が有力だが嘉永は勝ちを意識するレースになると思う。山口は吉田―平原の後ろを確保できれば<5>=<3>がある。穴は嘉永で<4>=<2>。

 井上 私は毘沙門天賞同様に“先行の番手”の平原が勝ちきるとみた。脇本が捲りで届いてくる<3>=<1>本線に<3><5>、<3><9>。

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2023年3月20日のニュース