【有馬記念】阪神・岡田監督 本命はアレ「内やな」ジェラルディーナで勝負

[ 2022年12月24日 07:00 ]

有馬記念の予想をした阪神・岡田監督(撮影・岸 良祐)
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 本命はアレや!25日に発走を迎える中央競馬のグランプリ「第67回有馬記念」予想に阪神・岡田彰布監督(65)が参戦。14年にこの舞台で有終Vを飾り、自身も3連単10万馬券を仕留めた縁のある名牝ジェンティルドンナの娘ジェラルディーナに◎を打った。内枠有利のコース形態で3枠5番なら言うことなし。実力接近の顔触れとみて馬単&3連単6頭ボックスで勝負する。

 勝負師は専門外でも妥協はしない。枠順が決まった有馬記念の出馬表を凝視しながら、岡田監督が出した結論は、馬単、3連単の6頭ボックスという“ガチ予想”だった。

 「おーん、ジェラルディーナは3枠5番か。よし、これでいこ。3、5、9、10番まで。4頭はちょっとキツイな…。いくらなんでもな。外も買うとこか(笑い)。13、16番を」

 毎年購入しているグランプリ予想は「内やな。小回りというか、(直線が)短いしな」と枠順重視。馬券はボックスながら、本命に挙げたのは3枠5番に入ったジェラルディーナだ。実は母のジェンティルドンナが勝った14年には3連単10万9590円を的中。自身の有馬記念の最高配当をゲットしていた。

 「そうやな、あの時やな。15番のジャスタウェイ(3番人気4着)を外したんや、外枠になって」

 今回も内枠中心に予想をスタート。さらに「3歳馬は強いで」、「また外国人で決まるんちゃうか?3着まで外国人で決まったことあるもんな(10年)」と、次々と知識を披露し、福永のラスト有馬となる3番ボルドグフーシュ、外国人ジョッキーの9番イクイノックス、10番ジャスティンパレスに印を入れた。

 ただ、ここで決めつけないのが岡田流。野球の采配でも常に先の先まで読み、最悪を想定する百戦錬磨の指揮官だ。一度は見切ったはずの外枠に再び視線を落とした。

 「ということは、16番のディープボンドも外さなあかんか…。さすがに最初(枠順確定前)に買うと思っとったやつやからなあ。一応。来たら後悔するもんな。やっぱり13、16番までいかなあかん。6頭や」

 買い方は「3連単6頭ボックスって何点や?120点?3連単がええかな。他のアレ(馬)が来る可能性はそんなにないと思うんよ。馬単は30点か。馬単もええかな」と、計150点で確実に当てる構えだ。15年ぶりに古巣監督に復帰し、チーム悲願の「アレ=優勝」を目指す来季。その前に年末の大勝負での「アレ=的中」で景気づけられるのか?そらそうよ――。(山添 晴治)

 ◇岡田 彰布(おかだ・あきのぶ)1957年(昭32)11月25日生まれ、大阪府出身の65歳。早大から79年ドラフト1位で阪神入り。強打の内野手として80年に新人王。85年には球団初の日本一に貢献。阪神監督時代の05年9月7日の中日戦では、サヨナラ負けのピンチに就任後初めてマウンドへ向かい、抑えの久保田に「ムチャクチャ放ったれ!」と激励。死闘を制しリーグVにつなげた。趣味は将棋で、08年1月には日本将棋連盟からアマチュア三段の免状を授与されている。

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