16年ダービー馬マカヒキ引退 種牡馬入りへ、友道師は今後に期待

[ 2022年10月26日 05:20 ]

ハナ差で16年の日本ダービーを制したマカヒキ
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 16年のダービー馬マカヒキ(牡9=友道)が現役を引退し、北海道新ひだか町のレックススタッドで種牡馬入りすることが25日、決まった。管理する友道師が明らかにした。通算28戦6勝、8月の札幌記念16着がラストランとなった。

 友道師は「今のうちの厩舎がいいサイクルで回っているのは、マカヒキでダービーを獲らせてもらったことが一番大きいと思います」と感謝。ダービーを制した16年の秋は海を渡ってフランスへ。ニエル賞1着、凱旋門賞14着と欧州最高峰の舞台を経験した。その後は勝ち星から遠ざかったが昨年10月の京都大賞典で5年1カ月ぶりに勝利。長いトンネルを抜け、感動の復活Vを飾った。

 友道師は「古馬になってからは京都大賞典しか勝てませんでしたが何より脚元に全く問題がなかった。その点は本当に偉い馬だと思います」と体の丈夫さを強調した上で「これが今後、子供たちに伝わってくれればと思っています」と第2の馬生にエールを送った。現2歳世代がラストクロップとなる父ディープインパクトの後継種牡馬として活躍が期待される。

 ◆マカヒキ 父ディープインパクト 母ウィキウィキ(母の父フレンチデピュティ)13年1月28日生まれ 牡9歳 栗東・友道厩舎所属 馬主・金子真人ホールディングス 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績28戦6勝(重賞4勝) 馬名の由来はハワイの収穫祭。

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2022年10月26日のニュース