【新馬戦総括】ビヨンドザヴァレー 好センス見せた

[ 2022年10月11日 05:12 ]

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 秋の東京、阪神開催を待っていた素質馬が続々とデビューした。土曜の東京芝1600メートルを制したビヨンドザヴァレーは半兄に16年青葉賞を制したヴァンキッシュランがいる血統。開幕週の大外枠の不利もはねのけ、2番手にスッとつけたレースセンス。しまいを33秒台にまとめる脚力ともに一級品。「まだまだな面もあるが能力で勝ってくれた」という横山武の評価からも奥がありそう。素質馬が集まった日曜芝2000メートルのミッキーカプチーノはB評価としたが、上積みの余地を残した馬体のつくり。次走はさらにパフォーマンスを上げてくる。

 阪神では日曜のダート1400メートルを圧勝のエコロアレスが目を引いた。森厩舎らしく坂路で好時計を連発していたが、稽古通りのスピードを見せつけた。米国のトレーニングセール(OBS)出身で、森師は「(父の)現役時を映像で見るとスピードがあった。芝でもやれそう」。今後の路線も含めて注目のスター候補だ。

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2022年10月11日のニュース