【フェニックス賞】聖奈 ミカッテヨンデイイ差し切りV!あと1勝で開けるG1騎乗の鍵

[ 2022年8月14日 05:00 ]

小倉9R・フェニックス賞をミカッテヨンデイイに騎乗して制した今村聖奈
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 灼熱(しゃくねつ)の小倉競馬場に聖奈スマイルがはじけた。小倉9R・フェニックス賞に格上挑戦したミカッテヨンデイイ(牝2=堀内)が外から目の覚める脚で差し切り勝ち。新馬3着→未勝利3着に続くコンビ3戦目で初勝利に導いた。

 引き揚げてきた今村は何度も「やったあ!」と満面の笑みを浮かべた。大外9番からスタートを決めると、リズム重視で好位追走。4角で先頭集団を射程圏に入れると、ラスト200メートルで並ぶ間もなく抜け出した。今村は「馬が良くなっていると聞いていたので自信を持って乗りました。続けて乗せてもらって特別を勝つことができてうれしい。オーナーさんをはじめ厩舎スタッフの方々に感謝したいと思います」と喜びをかみしめた。

 堀内師は「セール出身で仕上がりが早かった。使うごとに落ち着きが出てきました。前走も最後に脚を使ってくれていたし、未勝利も考えましたが、頭数の少ないこちらへ。今後は状態を見ながら小倉2歳S(9月4日)へ行こうかなと思います」と語った。

 JRAでは男性見習い騎手の減量が3キロ減(▲)から2キロ減(△)へ“ステップアップ”する31勝でG1騎乗が可能となる。今村はこの日の勝利で通算30勝(JRA26勝+地方4勝)に到達し、あと1。14日は小倉記念のカデナを含め10鞍に騎乗する。

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