売り上げレコード大幅更新の128億円 藤田氏中心に新興馬主盛り上げた

[ 2022年7月12日 05:25 ]

セレクトセール2022

 【初日総括】1歳セリの落札総額は従来のレコード(21年の116億3800万円)を大幅に更新する128億7000万円(税抜き)。藤田晋氏をはじめ新興馬主もセリを盛り上げ、上場233頭のうち222頭が落札された。落札率は95・3%。午前10時スタートで、終了は午後8時近くとなった。

 ノーザンファームの吉田勝己代表は「多くの新しい購買者の方々に競っていただいたので時間がかかってしまった。去年もありえない落札額だと思ったが、さらに超えた」とうれしい悲鳴だ。

 1億円超が25頭。平均落札額は5797万円となった。同代表が「今まで見たことがないぐらいにいい馬」という「モシーンの2021」が記録した最高額4億5000万円は昨年の3億円を大きく上回った。最後に日本競走馬協会理事の立場から「セリ全体のレベルが上がっている。購買者の層が厚くなっているし、2日目もいいセリになると思う」と初日を総括した。

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2022年7月12日のニュース