【英G2ハードウィックS】ブルーム 逃げ切りV 強敵撃破に松島オーナー歓喜

[ 2022年6月20日 05:05 ]

 18日に英国・アスコット競馬場でG2ハードウィックS(芝2400メートル)が行われ、R・ムーアが騎乗したブルーム(牡6=A・オブライエン)が逃げ切った。今年の日本ダービーを制したドウデュース(牡3=友道)を所有するキーファーズの松島正昭代表が、クールモアと共同所有するブルーム。英国王室が主催する「ロイヤルアスコット」で鮮やかに勝利した。

 昨年はフランスのG1サンクルー大賞を制し、武豊騎乗で凱旋門賞にも出走して11着。初来日となったジャパンカップはムーア騎乗で11着となり、今年は5月のアイルランドのG1タタソールズゴールドカップで復帰して5着だった。

 ブルームをクールモアと共同所有する松島正昭氏。スポニチ本紙の取材に「負かした相手が(主要ブックメーカーで)凱旋門賞の上位人気に支持されている馬だけにビックリ」と驚きと喜びの入り交じった談話。この日、3着のハリケーンレーンは昨年の愛ダービー→パリ大賞→英セントレジャーとG1を3連勝し、凱旋門賞で3着に入線した強豪。ブルームがその相手を倒したことから今後、凱旋門賞(10月2日、パリロンシャン)の勢力図は変わってきそうだ。「次走はキングジョージ(7月23日、アスコット)になると聞いています」。所有馬ドウデュースは凱旋門賞参戦を明言しているが、松島氏にとってはブルームの動向も気になる様子だった。

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2022年6月20日のニュース