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ビターグラッセ 栗田厩舎期待の牝馬 1週前追いで古馬相手に楽々併入

[ 2022年6月14日 05:00 ]

伯父にポップロック、半姉にアナザーリリックがいる良血ビターグラッセ(手前)

 先週、取り上げたマラキナイアが中京で評判通り勝ち上がった。今週も楽しみな新馬がスタンバイしている。19日の東京芝1600メートルでデビュー予定のビターグラッセ(牝=栗田)は伯父、半姉が重賞勝ち。人気の競馬ゲーム「ウマ娘」にちなんだネーミングでもあり、注目されそうだ。

 大きな注目を集める新馬が初陣を迎える。宝塚記念でファン投票1位を獲得したタイトルホルダー擁する栗田厩舎の牝馬ビターグラッセ。8日の1週前追いではWコースでメサテソーロ(5歳2勝クラス)を3馬身先行して楽々と併入。5F67秒3~1F11秒5の好時計がその類いまれな資質を証明する。「年長馬と併せて、しまいまで余裕があった。素直でカイバもよく食べて、いい馬ですよ。フレームがしっかりしていて肉付きもいい」と栗田師の評価も高い。

 伯父に06&07年目黒記念連覇ポップロック、半姉に今年の福島牝馬Sを制したアナザーリリックがいる良血。「お姉さんも重賞を勝ったし、走る馬の素質を持っている。バネが利いた走りをする」と師。5月25日にいち早く乗り味を確かめた福永も「乗りやすい。初戦から勝ち負けできるものがある」と好感触。数々の名馬を出した3回東京の芝8Fの新馬戦。番組選択からも陣営の期待が伝わってくる。

 注目を集める理由は血統や調教での抜群の動きだけではない。馬名の意味は「苦い+砂糖漬けのお菓子」だが、ビターグラッセは、クロスメディアコンテンツ「ウマ娘プリティーダービー」に登場するキャラクター名と同じ。同作品は実在した名馬がモデルとなっているが、実在しない馬名を冠するライバルキャラクターが3人存在する。そのうちの1人がビターグラッセだ。馬名申請中だった2月にファンの知るところとなり、山口功一郎オーナーも自身のツイッターで「ウマ娘のキャラ名と同じで似た毛色ですが特徴も微妙に違ってますしファンの方にも賛否あるとは思いますが、気に入った方は是非競馬場で応援していただけるとうれしいです」と呼びかけ話題となった。

 昨今の競馬ブームの火付け役として一役を担うウマ娘から“逆輸入”された彼女の活躍が、中央競馬のさらなる新規ファン獲得に寄与することは間違いない。

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