【マーメイドS】一撃を予感させるステイブルアスクが軸

[ 2022年6月14日 05:00 ]

マーメイドS・ハンデ別成績
Photo By スポニチ

 大挙21頭が登録した牝馬限定重賞「第27回マーメイドS」。梅雨時の季節的な影響もあり、荒れることで有名なハンデ戦だ。しかも近年は小波乱ではなく、大波乱が続く。今年も荒れるのか?過去10年を振り返って勝ち馬を導き出そう。 

 【人気】人気馬が全くアテにならない。1番人気は15年から現在7連敗中で、ここ6年は馬券にも絡んでいない。近4年の勝ち馬の人気が10番人気→7番人気→7番人気→10番人気で3連単は4年連続で6桁配当。ハナから荒れると考えたい。

 【ハンデ】過去10年でトップハンデの勝利は13年マルセリーナ(56キロ)だけ。連対はこの馬と20年2着センテリュオ(55キロ)しかいない。毎年、苦戦を強いられている。重量的には53キロが4勝でトップ。51キロが2勝、50キロも2勝で続く。54キロ以上のハンデを背負う馬は押さえにとどめたい。

 【臨戦】18年アンドリエッテから4年連続で前走・3勝クラス組が勝ち、しかも4頭全てが前走で負けていたため格上挑戦だった。芝・中距離の3勝クラスで上位争いしていれば、あとはハンデの後押しで通用する。

 【脚質】昨年はハンデ50キロを生かした藤懸騎乗の10番人気シャムロックヒルがまんまと逃げ切り勝ち。2着は4コーナーを13番手で回ったクラヴェル。波乱演出は前々で立ち回っての粘りか、19年Vサラス(4コーナー15番手)のような追い込みタイプ。好位~中団からだと案外、伸び切れない。逃げか追い込みか、極端な脚質の馬を積極的に狙いたい。

 【結論】除外対象を除き、前走が芝の3勝クラスなのはヴェルトハイム、ステイブルアスクの2頭。ステイブルアスクは3走前に派手な追い込みで2勝クラスを勝ち上がった。あれはダートだったが芝の前走・シドニーTでもメンバー最速の上がり3F33秒3をマークした。一撃を予感させる。ハンデ的にも51キロと恵まれ、軸はこの馬だ。 (データ班)

続きを表示

2022年6月14日のニュース