【いわき平・G1日本選手権】井上 11Rは深谷ペースで慎太郎、吉岡 10Rは関東勢追走から庸平

[ 2022年5月4日 05:00 ]

鬼脚・井上茂徳、F1・吉岡稔真の「競論」
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 【鬼脚・井上茂徳、F1・吉岡稔真の「競論」】

 井上 まずは初日の特選11Rを振り返る。やはり真杉が北日本に対抗意識を燃やした。古性もうまく立ち回ったけど、少し物足りなかったかな。逆に勝った浅井は前検落車の影響を感じさせなかった。一緒に落車した新田祐大が欠場。精神的には相当な重圧があったと思うが…さすが。浅井も37歳と若くはない。目の前のチャンスは大事にしてほしい。

 吉岡 真杉はいいカカリでしたね。最後まで新山を出させなかった。古性は3番手に飛びつけていれば…。最後は清水が外を踏んで、内に浅井。浅井は前検落車で逆に気合が入ったのかもしれませんね。

 井上 一次予選では脇本が普段通りの強さを見せた。踏み合いになっての先行だったけど、三谷竜の差しを寄せ付けなかった。直前の豊橋でも別格の強さを見せていたから、当然と言えば当然だろう。

 吉岡 周りが風で苦労する中、脇本だけはしっかりと逃げ切った。さすがです。中川もうまく内に突っ込んだと思う。伏見もよく伸びていた。逆に山崎は1着を獲らないといけない展開でしたね。

 井上 ゴールデンレーサー賞を懸けた特選カードはあと2つ。まずは10R。初見で郡司と平原の戦いに見えた。条件的には全てを自分でやらなくてはならない郡司よりも、吉田拓の後ろで脚を温存できる平原が有利。いずれ<3>=<9>が本線となる。単騎の山田庸は周回中の見極めが必要だろう。最終的にうまく先手ラインに乗ることができれば一発も十分だ。

 吉岡 僕はその山田庸絡みで狙ってみます。関東勢の後ろにいそうですからね。吉田が逃げればチャンスです。平原との折り返し<1>=<3>から。そうなると郡司の位置取りは難しくなる。風次第ですが、3車なら先行含みの戦いとなるでしょう。その場合は鈴木の差し目も十分。<2>=<9>を押さえます。

 井上 11R。このメンバーなら深谷の先行だろう。その番手を回る(佐藤)慎太郎は武雄記念の動きが良かった。決勝は雨走路でグリップが落ちていただけで、滑っていなかったら優勝争いに絡んでいたと思う。<1><5>、<1><7>、<1><9>。

 吉岡 僕も深谷が逃げての慎太郎とみています。松浦と山口の中団争いは松浦に軍配が上がるでしょう。そして絶対に仕掛けるはずです。中四国絡みの<1><7>、<1><2>で。

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2022年5月4日のニュース