【大垣記念】平原 完全優勝で連覇、捲り合戦制した

[ 2022年3月14日 05:30 ]

61、68周年に続く大垣記念3度目の優勝を飾った平原
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 大垣記念決勝は13日行われ、捲った平原康多(39=埼玉・87期)が完全優勝で大垣記念2連覇(通算3V)を飾った。

 レースはスタートで大森が飛び出し、前から飯野―菊地―大森―平原―石川―山口―村田―郡司―岩本の順で周回。残り2周で郡司が前へ出ると山口、平原の順ですかさずインを切り、その上を飯野―菊地―大森で叩き打鐘先行。初手と同じ並びでラスト1周を迎える。8番手郡司が山口の内を突いて捲ると、同時に平原が2角4番手から捲る。菊地が最終Bから番手捲りを打ったが、平原は直線入り口で菊地を捉えて力強く押し切った。2着は外を捲り追い込んだ山口。

 千両役者が手に汗握る捲り合戦を力と技でねじ伏せた。優勝を確信した平原はゴール後、右手で小さくガッツポーズ。「前々へ攻めようと思っていた。郡司かヤマケン(山口)の前には仕掛けたいと思っていた」と振り返る。「前の方を取って半分先行しようという気持ちでいたので、それが良い方向にいったのかも」と、勝負どころで4番手を確保するレース運びのうまさを存分に見せつけた。埼玉の後輩に前を任せて番手戦で勝ち上がり、ファイナルは自力勝負で見事4連勝。1月大宮以来、通算29回目の記念優勝を飾った関東の大黒柱は「3戦全部後輩の頑張りで勝ち上がらせてもらったし(決勝は)何としても力で勝負しようと思っていた」と胸を張った。

 優勝した平原、2着山口、3着岩本の次走はG2・宇都宮ウィナーズカップ(18~21日)。

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2022年3月14日のニュース