【オーシャンS】荻野極 ジャンダルムで悲願の重賞初V!愛馬とG1高松宮記念へ

[ 2022年3月6日 05:30 ]

オーシャンSを制したジャンダルム(左端)(撮影・郡司 修)
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 G3「第17回オーシャンS」が5日、中山競馬場で行われ好位3番手から伸びた2番人気ジャンダルムが優勝。17年11月デイリー杯2歳S以来、重賞2勝目を飾り、高松宮記念(27日、中京)の優先出走権を獲得した。鞍上の荻野極(24)はうれしい重賞初制覇となった。

 念願かなった24歳に「おめでとう!」の声がかかる。60戦目で重賞制覇を果たした荻野極。関係者の祝福に応える。「長く乗せてくださった関係者、そして一生懸命走ってくれる馬に感謝したい」と笑顔を見せた。

 課題克服が勝因だった。苦手だったスタートをクリアして楽に好位へ。母ビリーヴ譲りのスピードを持続して直線を向く。急坂を乗り越え、後続の急追もしのいだ。「理想のスタートを切れた。前回、先頭に立つのが早かったので、前に馬を置いて待つことを心掛けた」(荻野極)。池江師は「彼(荻野極)が乗るとゲートを(スムーズに)出てくれる。熱心にゲート練習に付き合ってくれていた。良かった」とねぎらった。

 手にしたG1切符。指揮官は「無事だったら行きたいところ。(荻野)極でね」。初重賞から一気に頂点が見えてきた。

 ◆ジャンダルム 父キトゥンズジョイ 母ビリーヴ(母の父サンデーサイレンス)15年4月25日生まれ 牡7歳 栗東・池江厩舎所属 馬主・前田幸治氏 生産者・米国のノースヒルズ 戦績26戦6勝 総獲得賞金2億4215万2000円 馬名の由来はアルプス山脈の名峰「アイガー」の絶壁の名。

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2022年3月6日のニュース