【きさらぎ賞】マテンロウレオ　昆師の強気が熱い！「3冠のどこかで一発狙いたい」

　【東西ドキュメント・栗東＝3日】立春間近とはいえ寒い日が続く。週末はまた雪予報だ。関係者から聞く前向きなコメントはさながら熱い缶コーヒーのよう。凍えたオサムのハートを温めてくれる。木曜朝はきさらぎ賞にマテンロウレオを送り込む昆師の胸に飛び込んだ。

　圧巻は横山典が騎乗した1週前のCWコース。6F78秒9～1F11秒6を刻んで状態の良さを感じさせた。「登録段階から頭数が減りそうですよ」と水を向けると「頭数が多くても別に構わん。ぐちゃぐちゃになっても、この馬は大丈夫だから」と立て続けに噴き出す強気は間欠泉のようだ。

　「京都2歳Sに使えなかったのが痛い。使えたなら間違いなく勝っていた」

　つまり前走・ホープフルSは中間に京都2歳Sをパスして1カ月、先送りになる誤算があった。そこで勝ち馬から、わずかに0秒5差6着。素質の片りんは見せた。「このぐらいの重賞で勝たないと先がないからな。3冠のどこかで一発狙いたいと思っている」。この強気、信じるか信じないかは、あなた次第です。