【きさらぎ賞】“絶好調男”武英智師 シェルビーズアイで2週連続重賞Vへ「操縦性いい」

[ 2022年2月4日 05:30 ]

武英智調教師(撮影・亀井 直樹)
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 中京の「第62回きさらぎ賞」にシェルビーズアイで挑む武英智師(41)は、先週のシルクロードSに続く2週連続の重賞Vを狙う。

 厩舎の勢いに乗れ。武英厩舎は先週のシルクロードSでメイケイエールがV。これを含め4勝の固め勝ち。一気に厩舎リーディング全国7位に押し上げた。きさらぎ賞シェルビーズアイで2週連続重賞Vを狙う。武英師が絶賛する素質馬。

 「体幹が良くてグッドルッキング。操縦性もいいですね。父がハービンジャーでエンジンがかかるのに時間が要るタイプ。前走(ホープフルS8着)は最内枠がアダになった感じがします。普段はカッとしているけど、競馬にいくとおとなしい。先週のメイケイエールとは逆ですね」

 夢中になって走る気質のメイケイエールは馬具の工夫で復活へたどり着いた。これで分かる通り、ロジカルなトレーナーだ。シェルビーズアイが新馬勝ちの後、即G1に挑戦したのも期待をかけているからこそ。「小さい頃からたくましかったですし、走りっぷりがいい。段階を踏んでギアを上げるタイプなので、今の中京もいいかもしれないですね」。昨年は中京で13勝、厩舎別で3位タイと勝利を重ねているのも心強い。

 昨年はJRA29勝。最多だった19勝(19年)から一気に勝ち星を伸ばした。それでも「去年は2カ月勝てない時もあったりして、いい時と悪い時がありました。今年はそういう波をなくしていきたいですね」と課題を挙げ、さらなる飛躍を誓っている。

 ◇武 英智(たけ・ひでのり)1980年(昭55)12月31日生まれ、滋賀県出身の41歳。武豊&武幸四郎師兄弟と、はとこの関係。99年、栗東・領家厩舎所属で騎手デビューし、JRA通算66勝。12年に騎手引退後、木原厩舎で調教助手を務め、17年に調教師免許を取得。18年3月に厩舎を開業。JRA通算76勝、メイケイエールで重賞4勝。

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