【朝日杯FS】武豊 22度目で悲願初V!競馬界のジンクスついに破った「久しぶりのG1勝利うれしい」

[ 2021年12月19日 16:43 ]

<阪神11R・朝日杯FS>後続を振り切り勝利するドウデュースの馬上でガッツポーズの武豊騎手(撮影・亀井 直樹)
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 2歳マイル王決定戦「第73回朝日杯フューチュリティステークス」(芝1600メートル)は19日、阪神競馬場で行われ、3番人気のドウデュース(牡2=友道)がデビューから3連勝でG1初制覇。鞍上の武豊騎手(52)は同レース22度目の挑戦にして悲願の初優勝。前人未到のJRA平地G1(24競走)完全制覇へ王手をかけ、残る最後の1冠・28日のホープフルSへ向け「リーチ一発で決めたいですね」と笑顔で答えた。

 鞍上の武は、2019年菊花賞(ワールドプレミア)以来のJRA・G1制覇で通算78勝目。朝日杯FSは22度目の挑戦で悲願の初優勝。「武豊は朝日杯FSを勝てない」という競馬界では有名なジンクスをついに打ち破り「ついに…いやーうれしいですね」と笑顔。

 レースを振り返り「基本そんなに手のかからない馬なので、周りを見ながら乗れるかなと思ってました。道中のリズムもすごく良かったですし、いいポジションに着けられました。たまたま人気馬を見ながらのレース運びになって手応え良く直線に行けたので、後は頑張ってくれって感じでしたね」とコメント。

 最後の直線では1番人気のセリフォス(牡2=中内田)との叩き合いとなり「さすがに相手も強い馬ですから、なかなかしぶとかったですけどドウデュースが最後まで一生懸命走ってくれましたね」と愛馬に感謝。「僕自身G1レースを勝つのは久しぶりなので凄くうれしかったです」と喜んだ。

 来年春のクラシックへ向けては「非常に楽しみです」とコメント。「初めて乗った時から本当にいい馬だなと思ってましたので、ここまでいい形できてますし、1戦ずつ強くなってるので、まだまだ強くなりそうだなと思います」と太鼓判を押した。

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