【まるがめ・ルーキーS】近江 地元で鮮やか差し切りV!インの石丸封じた

[ 2021年10月6日 05:30 ]

5コースから鮮やかに差し切って優勝した近江
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 ボートレースまるがめの「スカパー!・JLC杯争奪ルーキーシリーズ第16戦 京極若武者決戦」優勝戦が5日、12Rで行われた。インから逃げ切りVを狙った地元の石丸を捉えたのは、もう1人の地元、近江翔吾(28=香川)だった。5コースから鮮やかに差し切って今年2度目、通算10度目のVを決めた。2着は石丸、3着は6号艇の入海馨だった。

 地元・香川勢が大挙11人出場したシリーズ。最後に拳を握りしめたのは、やはり香川の男だった。しかし、笑みを浮かべたのは1号艇の石丸ではない。5号艇の近江だった。

 枠なり3対3の5コース。仕上がりも「普通か普通よりちょっといい」レベルだった近江。正攻法で勝つには厳しい位置と思われた。しかし、1つ内の鈴谷が抜群の伸びを生かして捲っていく。インの石丸と競ってガラッと空いた内に全速で飛び込んだ。「この展開しか考えていなかった」。目の前に広がった思い描いた風景。すかさずバックで石丸を捉えた。2Mを先取りして決着をつけた。

 「去年は1回も優勝できなかった。10度目の優勝でも遅いくらい。次節からG1(児島周年・9日~)なので、そこでしっかり勝てるようにしたい」(近江)

 1走目の減点10でマイナスからのスタートとなったが、懸命の巻き返しで頂点に立った。1stドリーム1号艇に選出された地元の若手のリーダー。最後の最後で底力を見せた。

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2021年10月6日のニュース