【川崎・アーバンナイトカーニバル】吉沢 復活のG3・3度目制覇、豪快捲り決めた

[ 2021年8月9日 05:30 ]

川崎G3で優勝し賞金ボードを掲げる吉沢
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 川崎G3・アーバンナイトカーニバル決勝は吉沢純平(36=茨城・101期)が最終バックから捲って優勝。吉沢は17年の取手記念以来、G3・3度目の制覇。

 レースは高原がスタートを決めて門田―高原―内山―簗田―白戸―桜井―雨谷―吉沢―伊原で周回。赤板で雨谷―吉沢、その上を単騎の伊原が上昇。打鐘手前6番手から内山が踏み込むと、雨谷が番手に飛び付く。最終B5番手から吉沢が自力に転じて捲り、切り替え追ってきた門田を振り切って優勝。高原をさばいた桜井が3着に入った。

 奇跡の復活だ。今シリーズ4度目となる番手戦だったが、雨谷と呼吸が合わず、自力で捲った。「連結を外したのが…。出切ってからもいっぱいで分からなかった」。無我夢中で復活のVゴールを駆け抜けた。

 度重なる落車でのケガ、加えて4月には練習中に左アキレス腱を断裂。「いろいろな人の助けがあったおかげ。感謝したい」。川崎は偶然にも、手術をした病院がある場所。出来すぎだった。「今年は一戦一戦、毎回優勝争いを。そして来年の地元G1(全日本選抜)を目指したい」と前を向いた。

 また、ガールズは尾方真生(22=福岡・118期)が逃げ切りで完全優勝を達成した。

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2021年8月9日のニュース