【宝塚記念】ユニコーンライオンが夢配当運ぶ!“穴男”坂井が導く

[ 2021年6月22日 05:30 ]

ユニコーンライオン
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 今週は上半期のグランプリ「第62回宝塚記念」(27日、阪神)が行われる。ここ6年で1番人気は2着2回止まり。波乱の色合いを見せる。JRA重賞はヴィクトリアM(グランアレグリア)を最後に、1番人気が11連敗中。先週の2重賞も波乱に終わった。今週も荒れる!今春スマッシュヒットを連発したデータ班はユニコーンライオン(牡5=矢作)に白羽の矢を立てた。

 (1)年齢 過去10年で5歳馬が6勝と断然トップ。昨年でストップしてしまったが、14年から6連勝。一昨年は5歳馬が掲示板を独占した。単勝、複勝回収率はともに100%超え。5歳馬の単複を10年間全て買ってもプラスになる計算だ。5歳はキャリアも十分にあり、脂の乗り切った競走馬としてのピークを迎える年齢といっていい。今年はカレンブーケドール、クロノジェネシス、メロディーレーン、モズベッロ、ユニコーンライオンの5頭。次に結果を残しているのが4歳馬。昨年は1、3着だった。ただし、連対した4頭は全て1番人気か2番人気だった。6歳以上の高齢馬は割り引き。7歳馬の連対は香港馬のワーザー(18年2着)だけ。

 (2)ローテ 今も昔もローテーションはデータ予想の基本だ。出走頭数が多いのが天皇賞・春組で【4・3・3・31】。4頭の勝ち馬が出ている。続くのが鳴尾記念組で【1・2・1・14】。15年のラブリーデイが連勝で優勝。馬券に絡んだ4頭は全て鳴尾記念で4着以内だった。大阪杯組は17年のG1昇格以降で【2・1・0・9】。連対馬3頭はいずれも大阪杯は負けていた。G1連勝に挑むレイパパレだが過去10年、宝塚記念で国内G1を連勝した馬はいない。高いハードルに挑むことになる。気になる海外遠征組はクイーンエリザベス2世C組は【1・1・0・3】で合格ライン。クロノジェネシスが該当するドバイ遠征組は【0・1・2・8】と物足りない。

 (3)初V 2200メートルの内回りコースで行われ、この時季ゆえに馬場もタフになることが多い。過去5年を見ても良馬場開催は一昨年の1回だけ。今週末も週間天気予報には傘マークが出ている。トリッキーな舞台設定、他のG1に比べてもこのレースで「G1初V」を遂げる馬が多い。近10年では11年アーネストリー(6番人気)、15年ラブリーデイ(6番人気)、17年サトノクラウン(3番人気)、18年ミッキーロケット(7番人気)がG1初制覇を果たした。なお、ファン投票1位は14年ゴールドシップを最後に勝ち馬が出ていない。

 結論 夏は格より勢い。5歳馬ユニコーンライオンの大駆けに期待だ。15年覇者ラブリーデイは鳴尾記念から連勝。前哨戦は2馬身差Vだった。ユニコーンライオンも3馬身半差と圧勝の運びで連勝を飾った。血統背景から渋った馬場はプラス。雨よ降れ降れと願っておきたい。先週の阪神重賞マーメイドSはシャムロックヒルの逃げ切り。今週も人気薄のこの馬がスイスイと、大仕事をやってのけないか。鞍上の坂井はJRA重賞7勝。全てが4番人気以下、7番人気以下で実に5勝を挙げている。先週のユニコーンSを制してリズムもいい。勢いを持つ人馬に“ジャイアントキリング”の夢を託そう。 

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