【宮島・ウエスタンヤング】村上 豪快に今年初V!「足が違ってた」

[ 2021年6月19日 05:30 ]

宮島の村上遼
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 ボートレース宮島のG3「第8回ウエスタンヤング」は最終日の18日、第12Rで優勝戦が行われ、圧倒的な1番人気に支持された村上遼(29=長崎)がインから豪快に逃げ完勝、今年初優勝を飾った。優勝賞金200万円に加え、9月に徳山で開催されるプレミアムG1「第8回ヤングダービー」への優先出場権も獲得した。デビュー初Vを狙った佐々木は惜しくも2着。近江が3着を競り勝った。

 もうエース機と言っていい。宮島の66号機は完璧に仕上がっていた。村上が回った瞬間にぶっちぎった。

 「前検から足は抜群。3日目ぐらいからターン回りも好きな感じになってきて、凄い足になってました。1Mを回った時に3番(佐々木)が見えてヒヤッとしたけど、バックで出て行く足が違ってましたね」

 ラストイヤーで西の王者に輝いた。もちろん、あくまで通過点だ。9月の徳山で本当の勝負が待っている。「去年のびわこ(ヤングダービー)で準優勝負駆けのレースで失敗したことは、今でも凄く悔しい。その思いは忘れません。今年は舞台が徳山なんで気合が入っています。まずは準優に乗ることですが、ラストイヤーなんで、優勝を狙っていきます」と意気込む。新鋭世代でもワンランク上のスピードを持つ男。この先が楽しみだ。

 ◇村上 遼(むらかみ・りょう)1992年(平4)6月3日生まれ、長崎県出身の29歳。110期生として12年5月に大村で初出走。同年7月福岡で初勝利、15年11月の戸田ルーキーシリーズでデビュー初優勝を飾る。今回の優勝で通算6V。1メートル57。血液型AB。

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