【安田記念】グランアレグリア2着 ルメールため息「前走とは手応え違った」

[ 2021年6月7日 05:30 ]

<東京11R・安田記念>2着となったルメール騎乗のグランアレグリア撮影・西川祐介)
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 単勝1・5倍。断然人気に支持されたグランアレグリアは頭差の2着。G1・6勝目はならなかった。引き揚げてきたルメールは馬上で首をひねり、小さなため息をついた。「前走とは手応えがまるで違った」

 スタートは五分に出たが、行き脚がつかず位置を下げた。3角で後方から4頭目。直線は前が壁になり、進路を探しながらの追い出し。それでも内に切れ込みながら狭いスペースを割る。いったんは先頭に躍り出たが、外を伸びたダノンキングリーの末脚に屈した。「行き脚がつかず、道中も苦しそうに走っていた。直線の反応もいつもより遅かった」。鞍上はがっくりと肩を落とし、小声で言葉を振り絞った。

 楽勝のヴィクトリアマイルから、初めて経験する中2週。限られた期間で最善の仕上げを施したが、わずかに及ばなかった。藤沢和師は「最後は頑張ったが、いつもほど動けなかった。もう少し調教しておけばよかったかな…」と無念の表情で振り返った。

 敗れたが能力は十分に示した。ルメールは「ラストはよく伸びて、素晴らしいポテンシャルを見せてくれた」と愛馬をねぎらった。「今後は休ませて、また調整し直します」と、藤沢和師は秋のリベンジを誓った。

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